shiori "自分とか、ないから。 教養と..." 2026年9月30日

shiori
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@shiori_417
2026年9月30日
自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学
タイトルの引きが強すぎて以前から気になってたんだけど、予想以上に面白かった! めちゃめちゃフランクで笑える、でもとても真面目な東洋思想の本。 著者は就活の時に面接無双して人事部に期待されすぎた結果、入社後の自分のパフォーマンスとのギャップに落ち込んで退社に至ってしまったそうだけど、ものすごく頭がいいというか、賢い方なんだろうなと思う。 本来は奥深く難しいはずの思想のエッセンスを、完全な間違いにはならないレベルを保ちつつ、ここまでわかりやすくキャッチーに解説できるのって本当にすごい。 かといって、上からの講義っぽい感じでは全然なく、著者自身が1人の人間として、人生の中で壁にぶつかったとき東洋思想がどう活きたのかを交えて話してくれるので、共感できるし理解もしやすかった。 インド哲学が「この世界は地獄、だから輪廻から抜け出してこの世界から解脱することがゴール」なのに対して、 中国哲学は「この世界は最高!だから仙人みたいに長生きするし、この世界を楽しみきるのがゴール」なの、すごく面白いなと思った。 個人的には、どうせ生きるなら中国哲学のスタンスの方が楽しそうかなと思うけど、 この世はベースが苦しみだからと諦める方が却ってラクって人もいると思うし、 なるべく心安くイージーに生きるために考えだされたであろう哲学が、結果として逆方向のアプローチをしているのが、人の認知の多様性を示してるようで興味深かった。
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