
椎名崎
@shiinazaki
2026年9月30日
華氏451度〔新訳版〕
レイ・ブラッドベリ,
伊藤典夫,
小野田和子
読み終わった
読了。先にラジオドラマを聴いているせいか、どうしても比較しながら読むことになってしまった。ラジオドラマ版は素晴らしい出来で、ストーリーの理解を助けてくれたありがたい存在だったなと、まずは関係者の皆様に感謝。その上で、脚本についてはやや饒舌すぎたのではないか、という印象を、本を読んで初めて感じた。例えばベイティー隊長の本当の心境。あるいは、壁の「家族」たちを「AI」だという設定にしたこと。そしてそもそもの社会背景。冒頭に「アメリカは2回の核戦争に勝利し、いま三度の戦争に突入しようとしていた」という語りが毎回入っていたけれど、「何かはわからないが何かおかしい」という空気が続く原作の方が雰囲気があったと思う。だからラジオドラマの最終回では私の頭の中で「北斗の拳2」のオープニングテーマがずっと流れてしまった。補足するなら、ミルドレッドやクラリスのことを補足した方が良かった気がする…。
原作は全体的に謎めいていて、スリリングで、とても良かったです。それも踏まえつつ、やはりラジオドラマにも感謝したいと思います。

