

椎名崎
@shiinazaki
読んだ本を記録します。基本的に海外の小説が多め。
- 2026年7月7日
オーランドーヴァージニア・ウルフ,杉山洋子まだ読んでる@ 本の読める店fuzkue初台フヅクエさんで第二章まで読了。全体の1/3くらい。(以下ストーリーバレあり) ロシアの姫君との恋に敗れ、邸宅にこもり読書と詩作にふける主人公、詩人を呼んでもてなすも作品のネタにされ、人間不信になり家具を爆買い。そうすると誰か人に使って欲しくなり打って変わってパーティ三昧になるも、突如現れた異様な女ストーカーから逃げて外国に赴任するまでの話。この異様な女ストーカー、邸宅の庭に侵入した、フードを被った謎の女として登場するも、フードを取ると兎そっくりの顔に見上げるような背の高さでルーマニア皇女を名乗り会話の合間に異様な声で笑うというキャラなので「これは面白くなりそう」とワクワクしたのになんかそのあたりがグニャッと終わってしまい残念でした。 - 2026年7月4日
- 2026年6月20日
オーランドーヴァージニア・ウルフ,杉山洋子読み始めた新たに三冊目のヴァージニア・ウルフを読み始めました。これは今までの二冊とは全く雰囲気が異なり、「嘘伝記」的な語り口で進む、美貌の青年貴族(今のところ)の物語。でもウルフの作品なのでやっぱり読みやすくはなく、どういうノリで読み進めればいいのかまだ模索中です。 - 2026年6月15日
ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,土屋政雄読み終わったようやく「読み終わった」タグがつきました ゆっくり読みすぎた これでようやく映画『めぐりあう時間たち」を観ることができます 終盤のパーティのシーンで、クラリッサが人伝にセプティマスのことを聞き、そのとき読者は、この物語が悲劇的な終わり方をするのではという恐怖を覚えます 正直大丈夫かと心配になりページをめくるのが怖かったのですが、その時間があるからこそ味わえる圧倒的に神々しいラストでした - 2026年6月13日
ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,土屋政雄まだ読んでるようやく夕方になりパーティ開始。クラリッサの独白で「わたしはあの女が憎い。でも愛している。だって人に必要なのは友ではなく敵だもの。」という一節が出てきてあ〜いいな〜と思いました。 『灯台へ』もそうですが、登場人物のいい人悪い人好きな人嫌いな人がハッキリしていなくて、すべて混沌としている だから人間〜って感じがするし、だからこそ小説としては読みづらい パーティが開始してから文体もキレッキレになって面白くなってきました あり得ないくらい時間がかかりましたがそろそろ読み終わりそうです - 2026年5月30日
ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,土屋政雄まだ読んでるまだ読んでいます。前回の感想の補足ですが、この後に出てきたセプティマスの回想は多分この物語の中で一番読みやすく(語弊がありそうですが)面白いパートでもありました。その後は満を持して出てきたクラリッサの夫のリチャード・ダロウェイや娘のエリザベスの話が続きますが、娘の家庭教師ミス・キルマンの話はまたなかなかに面白いパートです。主人公クラリッサは女性の登場人物にことごとく嫌われていて、なんというか、この主人公は女性にあまりいい印象を与えないんだろうな…と思いました。一方で主人公自身、自分がたいしたことない人間であることをわかっている訳で、読んでいる方もなかなかに気持ちが振り回される感じです。 - 2026年5月16日
ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,土屋政雄まだ読んでるまだ読んでいます。私は基本的に土曜日の午後にカフェに行って読書をするので、その時間が取れないとスピードがだいぶ遅くなる。それはさておき、これは『灯台へ』に比べるとやはり読みづらい気はする。過去の回想が入ると面白いし、主要登場人物は50代なのに年齢なりの落ち着きがなくて人間くさいので、クラリッサとかピーターの話は面白いのですが、精神を病んだ青年セプティマスの頭の中の描写は混沌としているので、このパートが来るとやや躓いてしまう。でも概ね面白く読んでいます。 - 2026年4月19日
ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,土屋政雄読み始めた読み始めました。『灯台へ』が大変良かったので次に読むならこれ、と思ったのですが、文体のクセが『灯台へ』よりも更に強く、先にあちらを読んでおいて良かったと思いました。 今は主人公クラリッサ・ダロウェイがお花を買いに外出して、様々な人々の思考を飛び回りながら、帰ってきて、自らの同性愛的指向について考え終えたところ。このあたりからだいぶ面白くなってきています。 - 2026年4月11日
灯台へヴァージニア・ウルフ,鴻巣友季子読み終わった読了。とても良かった。登場人物たちの思考の波に乗りながら、時の無常、人と人との分かり合えなさと不思議な爽快感が描かれていき、随所に「声に出して読みたい名場面」がある。登場人物もそれぞれ魅力的で、内面に寄り添ううちにどこか好きになれる要素が出てくるけれど、読者の気持ちとは裏腹に、彼ら同士の感情は常にすれ違う。でも人と人との付き合いとはそういうもので、完全に気持ちが合うことも、全く合わないこともないのだ。よい世界に浸れました。 - 2026年3月14日
灯台へヴァージニア・ウルフ,鴻巣友季子読み始めた『灯台へ』を読み始めました。第一章は非常に読みづらいという評判だったのですが、人と人とのわかりあえなさと一方通行の巨大感情とが次々とシームレスに語られては流れていき、その流れに身を任せると凄く心地よい。メモしたい一節がいくつもある。滑り出しは順調で、楽しみながら読んでいます。 - 2026年3月1日
ガストン・ルルーの恐怖夜話ガストン・ルルー,飯島宏読み終わった本日読了。この本の「恐怖」は基本的に超自然的なものではなく(そういうのもある)、人間怖い系の「恐怖」なので、寧ろ血生臭いミステリーとして読むのが正解かもしれません。 個人的に印象に残ったのは、読了後精神的なショックを受けた『胸像たちの晩餐』と、推理ものとして読んでも面白い『ノトランプ』でした。 ガストン・ルルーに興味がわいたので、代表作『黄色い部屋の謎』や『オペラ座の怪人』もいずれ読んでみたいです。 - 2026年2月22日
- 2026年2月22日
ガストン・ルルーの恐怖夜話ガストン・ルルー,飯島宏読んでる「ノトランプ」まで読了。求婚者達を12番目まで無邪気に順位づけし、1番と結婚するもほどなく変死、その後順番に結婚するもその度に相手の男が死んでいく絶世の美少女オランプの話を、結婚辞退したため生き延びた「4番目」の男の語りで進めていくミステリー短編でした。ここまでの短編だと、読了後に精神的ダメージを受けてその後しばらく先に進めなかった「胸像たちの晩餐」が良くも悪くも強烈で印象に残りました。 - 2026年2月1日
ガストン・ルルーの恐怖夜話ガストン・ルルー,飯島宏読み始めた読み始めました。ガストン・ルルーは『オペラ座の怪人』の原作者としてなんとなく聞いたことがあるという程度だったのですが、冒頭の「金の斧」からなかなかに引き込まれる話で、ある未亡人の身の上話から意外なラスト、そして「もっと早くどうにか出来なかったのか」の気持ちが残る短編でした。 - 2026年1月24日
くじシャーリイ・ジャクスン,深町眞理子読み終わったようやく読み終わりました、420ページ22編にわたり心を折られ続ける短編集『くじ』。表題作は『ずっとお城で暮らしてる』のあとがきでオチを知っていたとはいえやはり衝撃的で、80年前に発表された際には投書が殺到したというのもわかります。儀式的な行事の細かく退屈な部分はどんどん忘れられ省略されていくのに、「メインイベント」だけは漫然と、かつ楽しそうに遂行される怖さ。「魔女」と呼ばれた作家の、全く人を楽しませる気のない短編集、個人的にはやはり「背教者」と「くじ」が秀逸だと思いました。 - 2026年1月17日
くじシャーリイ・ジャクスン,深町眞理子まだ読んでる現在300ページあたりまで読み終わったのであと1/4程。あとがきをチラチラ参照しながら読んでいるのですが、この短編集『くじ』の翻訳版の初版が出たのは60年ほど前で、当時は「異色作家短編集」という位置付けで出たものだったとか。現代は既にこれを異色ではない小説として受け止める土壌が出来ている、というあとがき文に成程と思うなどしました。それぞれ異なる短編ですが、随所に出現する登場人物「ハリス氏」が出てくると緊張が走ります。 - 2026年1月8日
くじシャーリイ・ジャクスン,深町眞理子まだ読んでるまだ読んでいる。1/4過ぎたあたりで出て来た短編「背教者」が「これこれ!シャーリイジャクスンのこの感じ!」だったので追記。犬がアレな話なので本来は私には要注意なのですが、都会から田舎に来た家族の主婦に「お宅の犬がうちの鶏を殺したので射殺しろ」という最悪な電話が朝からかかってきて、近所の人や店にアドバイスを求めるも田舎コミュニティは話す前から全員知っていて、めちゃくちゃなことを言っては笑っている。最後には自分以外の周囲は、家族も含めみんな同類であることに気づいてゾッとするという話でした。めっちゃシャーリイジャクスンだった。 - 2026年1月3日
くじシャーリイ・ジャクスン,深町眞理子読んでる読んでいる。一話毎に心が折れるので進まない。何でこんなに的確に人の心を折るポイントを突いてくるのかシャーリイ・ジャクスン。そもそも別作品のあと書きで「くじ」は「くじ引きに当たった人を……にするお祭りをとっても楽しみにしているヤバい村の話」だと書いてあったのでそういう短編集だとわかった上で読み始めているわけですが、今日結婚するので万事整えて相手を待っているのに全く来る気配がないとか、綺麗に整えた部屋と丁寧に作った手料理を汚部屋の主に乗っ取られて自分は汚部屋に追いやられるとか、「嫌なポイントを的確に突いて来ますね!!」と寧ろ賞賛してしまう。 これを読み終わらない限り私のReadsはしばらく更新されなくなってしまう。何か併読すべきなのか、考え中。 - 2026年1月3日
こうしてイギリスから熊がいなくなりましたミック・ジャクソン,田内志文気になる - 1900年1月1日
デイジー・ミラーヘンリー・ジェイムズ,小川高義読み終わった@ 今野書店読了日が正確にはわからないのですが、喫茶店で少しずつ読んでいたもの。ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』が好きなので興味を持ちました。アメリカとヨーロッパの違いという点ではちょっと『ジョヴァンニの部屋』を思い出したりもしましたが方向性はだいぶ違います。奔放なアメリカ娘のデイジーに翻弄される主人公、という図式は、ラストに至ってまた違う様相を見せるのですが、それをどう捉えればいいのか、という点もまだよくわかっていないところ。デイジーを魅力的と捉えられるかどうかで変わって来そうなところは前出の『はつ恋』を思い出します。(2025年10月末読了)
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