本読みの旅人 "人びとの社会戦争" 2026年9月30日

人びとの社会戦争
度々個人の日記や手紙が実名入りで出てくるが、本人は書いていた当時は当然他人に見せるつもりなんてなかっただろうし、戦後の価値観からすると、戦争を渇望/賛美する内容を書いていたことは知られたくなかったのではとも思う。何なら自分を守るために処分されていてもおかしくなかっただろう。それでも残し、研究対象にされることを許可されたのは、軍国青年/婦人であった自分たちを真っ直ぐに省みて、後代の私たちにそうなってはダメだと伝えてくれているように思う。資料が残る、残し続けるって本当に大切なんだな。 2段組、紙薄め、約600頁の充分に鈍器級の本で、かなり時間をかけて読んでしまったけど、2026年に読んで良かった本3冊に入る。
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