
K野
@knocano
2026年9月30日
工房の季節
ヨン・ソミン,
朝田ゆう
読み終わった
感想
放送作家の仕事を分け合って辞め、しばらく引きこもり生活をしていたジョンミン。
思い切って外へ出て、カフェだと思って足を踏み入れた場所は陶芸教室「ソヨ工房」だった。
なぜかコーヒーも振る舞ってくれたオーナーの女性、ジョヒの誘いでジョンミンは工房に通い、陶芸に挑戦することになった。
学生時代から重い屈託を抱えてきたジョンミンのゆるやかな再生と、工房の仲間たちの交流を描く話。
穏やかで暖かい空気ながら日本と変わらぬエンタメ業界の残酷さや、それぞれが抱える悩みもリアルで時に身につまされる。
ジョンミンは最初なかなか愛せない主人公だな…と感じたけれどそれは感情移入できないからではなくむしろ分かりすぎる故の同族嫌悪に近いものだったのかも。
理想はあるのに臆病で、人とうまく付き合えないジョンミンが少しずつ頑なさを削ぎ落としていく様はとても響いた。

