Jay a.k.a. 金光ナナ "土人形と動死体" 2026年10月1日

土人形と動死体
最初は「『屍者の帝国』ぶり?に円城塔がこの手のおはなしに戻ってきたのかあ、連作短編集とはまた珍しいな、いやでも不思議とファンタジーとはよく馴染むな」とかぼんやり思いながら各話での世界の拡がりを眺めていたのだけど、 後半から話が加速しすぎた結果思いきり「外」に向かって疾走してくるのには度肝を抜かれた、しかもそれが不思議と爽やかな読後感をもって物語の終焉を「わたし=あなた」に投げつけてくるのはマジでどうなってんだ にしてもこの人の作品、(作中でもある種の自己言及がされるけど)重要そうなことを畳み掛けてその実読み手を煙に巻くような文が多いのも相まって好きなんだけどなんか読むのに時間かかるんだよな 文章が変なグルーヴを刻みがちだからそこに自分の感覚を合わせるのが難しいというか 他の作品だとうまく調子が合わないまま読み終えるんだけど、今回は後半から何かがバシッとハマって最後まで一気に駆け抜けることができたのでそこも個人的には嬉しいポイント
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