鱗拾い
@urokohiroi
2026年9月29日
恋愛論
しきみ,
坂口安吾
読み終わった
乙女の本棚シリーズ
恋愛論と言いつつ、恋愛に見る日本語論、文学論、人生論という感じを受けた。
その上で、わかりそうでわからん!
作品にもよるけれども、自分はこういう文学作品に出てくる恋愛を半ばマクガフィンのように捉えているところがあり、この作品についても、そういう風に人を動かしたり生かしたり殺したり文学にしたりするものってあるよね〜、という感覚で読んでいた。
人生のマクガフィンは作中の言葉で言うところの「人生の花」に近い。
なので、「恋愛は、人生の花であります。」と言われても、人生の花は人生の花であります、と言われたような感覚しかなく、おお、そうか、と思ってしまった。
作者はずっと狭義の恋愛の話をしているのに(タイトルからして『恋愛論』なんだからそりゃそう)、勝手に広義も広義の解釈をしているとたまにそういうことがある。
とはいえそこ以外は自分の読み方でも面白く読めたし、愛とLoveの違いみたいな話はかなり好みだった。
表紙の女の子が出てくる挿絵も好き!