
Mary
@gncf_o343
2026年10月1日
野火
大岡昇平
読み終わった
@ 山陽堂書店
この田舎にも朝夕配られて来る新聞紙の報道は、私の最も欲しないこと、つまり戦争をさせようとしているらしい。現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼等に欺されたいらしい人達を私は理解出来ない。恐らく彼等は私が比島の山中で違ったような目に遇うほかはあるまい。その時彼等は思い知るであろう。戦争を知らない人間は、半分は子供である。
(p.195)
山陽堂書店で開催されていた
「黒田征太郎 inspired by 『野火』原画展」
塚本晋也『野火』『斬、』『ほかげ』パネル展-戦争を描くこと-
を観る機会に、小説を読んでみようと思い立った。
想像していたより読みやすい文体でスラスラ読めてしまうが、内容や描写の恐ろしさやしんどさはある。
映画も観てみたいが躊躇してしまうところもある。
今の生活が当たり前ではないことが身に沁みた。
