
Sanae
@sanaemizushima
2026年10月1日
読み終わった
福音派とともにアメリカの冷戦時代からの政治と歴史を知ることができる書。
純粋なキリスト教の聖書に忠実な、原理主義的な宗派というが「福音派に巣食う、女性蔑視や人権主義やセレブ崇拝や権力のためなら信念を容易に曲げうる悪徳にある」(p282)と筆者、多くの人が持つイメージとしてもその通り。
はじめはトランプは福音派にとってありえない大統領候補であったようだが、やはり利益や権力が絡むことにより、第二次トランプ政権が生まれた時には救世主のように支持されていた。
政府と手を結び、中絶を認める議員を叩き、命の大切さを訴えるなら、高齢者や障がい者へのケア、弱者へ手を差し伸べることには、どうしてそんなにも人任せなんだろうか。
「あらゆる社会には対立が存在し、対立を通して社会は発展する。(略)福音派がもたらした終末論的な対立は、リベラリズムの根幹を破壊する可能性を持つ。」(p284)
対話を通じて合意や妥協をしていくのが民主主義のある社会のあり方であるはず。議論が成立しない上に、対立する相手を打ち負かしにかかり、潰しにかかる。それが今の米国社会における福音派の戦術だという。
あれ?これって?政治に関わらず日本も同じ?と思った瞬間だった。
これが自由の国の在り方なのかと思うとうんざりする内容だったけど、少しでも知ることができてよかった。







