あかねいろ "猿" 2026年10月2日

猿
猿
京極夏彦
読了! 衝撃的すぎる終わり方に、思わず「え?」と声を出してしまった。 まさか初めから猿が居たのか……それとも隆顕がどうにかなってしまったのか……はたまた祐美が変わってしまったのか…… とにかく、考察が捗る不気味な終わり方だった。 内容も、始めから終わりまで "なんとなく怖い" と感じ続けるような、そんな不気味な雰囲気だった。 いつだって存在する死角、 なにかが居るような気配、 いわくつき、事故物件、心霊スポット、呪物……そして、猿。 それらは、何かが起きるから怖いのか、 それとも、何も起きないけど怖いのか。 怖いことに理由があるのか、ないのか。 もし理由がないとして、 理由がないのに怖い、 というその状況は、この上ない絶望なのではないのか…… "なんとなく怖い" 誰だって持っているであろうこの感情の"なんとなく"の部分を、まさかここまで丁寧に突きつけられるとは…… すごく新鮮、かつ楽しい読書体験になりました。 あと、このページ数でただの一行すら隙間が無いのにはさすがにビックリした。
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