
cao
@monac
2025年4月10日

バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下
R・F・クァン,
古沢嘉通
読んでる
主人公ロビンやヒーロー(と私は思ってる……)グリフィンが、完璧に共感できる正しさで描かれていない、綺麗事じゃないところがいい。
差別に傷ついている人であっても、他の種類の差別に傷ついている人には気付けないことが描かれている。私は差別に気付けないから差別している側の人間なんだと思って生きていくしかない、人は正しくありたくても決して正しくあることはできないことを肝に銘じた上で正しくあろうとしなくてはならない、のだろう(このことはもっと考えてみなくては)。
どんな結末に行き着くのかが全然わからない!
