
noa
@noa3373
2026年10月3日
村野藤吾建築案内
村野藤吾研究会
読みたい
白玉庵さんの投稿から。
まだ幼かった頃、祖母がよく連れていってくれたのが、村野藤吾設計の丸栄百貨店だった。お洒落になりきれないのんびりした店内、アンモナイトの化石が含まれた1階床の場所や、エレベーターの扉絵が東郷青児だと教えてくれた。美術が好きだった祖母から初めて覚えた絵を描く人の名前だった。
8年前の丸栄最後の日、閉店後の夜にその日だけ特別にライトアップされた西側外壁一面のモザイクタイルの美しさに立ち去れなかった。名残惜しく、遅くまで見知らぬ人たちと共有し合って見上げていたことを突然思い出した。
人も建物も、もう見えなくても、ふいに見えてくるんだな。1人の建築家の名前から、遠い日に手が触れたような、思い出せた幸せに、少し浸った。





