

noa
@noa3373
読めない時も、本の近くに。
- 2026年8月17日
ゆっくり歩く小川公代買ったReadsで知った読み始めたReadsに投稿される方たちから気づかされたことのひとつが「本が大好き」とはとても言えないな、ということだった。 すぐに読めなくなってしまう。でも、そんな時ほど、本のことばかり考えてしまうのだった。 とても読みたくて、Readsで知ってすぐに買ったのに、たぶん今一番必要だと思いながら、でも、ずっと読み出せなかった。読み惜しみ?していたのか、自分の心情がつかめない。 代わりに、この本に投稿された方たちの言葉を、折に触れて読み返せたことが、一冊の本を恋う鮮度を持続させてくれていた。感謝しています。 みんさんの「介護に正解はない」「人と人の関わりから逃れることはできない」「悩みも辛いことも多い」けれど「生きることの視野がぐっと開ける瞬間もある」この4つを、今もぐるぐる反芻している。 - 2026年7月16日
深呼吸の必要長田弘読み終わった再読本棚の本「大事なのは、自分は何者なのかでなく、何者でないかだ。急がないこと。手をつかって仕事すること。そして、日々のたのしみを、一本の自分の木と共にすること」 散歩しながら、一番好きな詩を思い浮かべた初夏だった。 何者かであることの安心感も疲労感も、何者でもなくなる時間にほぐれて曖昧になる。自分を緩ます心の持ち方を知ってさえすれば。 「贈りもの」のような日々の暮らしが、急がなくてもよい世界を構築しますように。 - 2026年7月8日
チョコレートをたべた さかなみやざきひろかず読み終わった再読本棚の本絵本生命は、ある時はさかなだったり、ある時はヒトだっり、ゆるやかに連なるもの同士。 チョコレートに焦がれて、水面から月を見上げるさかなの目は、やがて少年の瞳になった。 世界は、こぼれ落ちた「思い」のカケラを掬ってくれるかな。次の生命に手渡すまで大切に保存して。 - 2026年7月4日
雲と鉛筆吉田篤弘読み終わった再読本棚の本「 AでもなくBでもなく、じつは、そのふたつのあいだに豊かなものがある」 何かと何かのあいだにあるものに逡巡ばかりだった。 「トーベとムーミン展」に行った。最後の部屋で12種類の言葉のカードを1枚お持ち帰り出来た。選んだのが「ものごとって、みんなとてもあいまいなのよ。まさにそのことが、わたしを安心させるんだけれどもね」 トゥーティッキの言葉だった。 雨が降り出す前の、青空が見え始める前の曇り日が、微細な濃淡のグレーが昔から好きだった。 8年ぶりに読んで『雲と鉛筆』がもっと好きになった。吉田さんのあとがきもすごく良くて、空ばかり見ている。 - 2026年6月28日
歩くと心が軽くなるのはなぜか元永拓郎読み終わった買ったタイトルだけで気づかされた。しばらく散歩も楽しめていなかったことを。 5月某日、長年馴染んできた緑道に久しぶりに道草をした。桜並木が続く庶民の散歩道。その日はご褒美のような静かな午後で、神様ありがとうと思った。 空と緑陰と濃紫の紫陽花と。雲を見上げたり、緑道の遠くや近くに視線をゆらゆらしていたら、固まっていた身体と心が散らばって軽くなっていった。 この日のあわいもストックしながら私の日々を緩ませようと、暮らす町へと戻った。 - 2026年6月25日
つめたいよるに柳生まち子,江國香織読み終わった再読本棚の本あらためて、宝ものだと思う。柳生まち子さんの装丁に惹かれて手に取ったことを覚えている。そして一気に江國さんに魅せられたのだった。 「デューク」で立ち読みのまま泣き、「草之丞の話」で心を遠くに持っていかれ、「桃子」は、ぞくっと怖くて呆然とした。どれもせつないラブ・ストーリーだった。 「和尚様は、恋をお忘れですか」 「こんなの童話じゃない」と批判された「桃子」を、誰よりも褒めて、無名だった江國さんを作家の世に送り出したのが今江祥智さんだったな。 えんぴつさんの投稿から再読。 - 2026年5月26日
世界はうつくしいと長田弘読み終わった再読本棚の本日々にあって、難しいこと。 ー希望を始末すること。 誰もそう言わないが、本は、 希望の産物なのだ。 「蔵書を整理する」を数度読んで考えていた。 本を整理することが希望を整理することなら、それぞれの本に惹かれたその時を思い返したい。なかなか本が手放せなくて悩む今の心も、焦らなくても、時が満ちるタイミングに。 何ひとつ永遠なんてなく、いつか すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと。 「目に見えるどんな風景も、その風景のなかに、ここから消えていった人の、目に見えない記憶をつつみもっている」 風景と記憶。あとがきの言葉が沁みわたる。 17年振りに読んだ今の方が、言葉が素直にすぅと広がる。こんなにいい本だったの!と再発見出来たのは、Readsで投稿された方々の後押しがあったから。そのことに感謝して。 - 2026年5月24日
- 2026年5月23日
たぶん彼女は豆を挽く庄野雄治読み終わった長年、愛用している手挽きミルで豆を挽く。カリカリという音の響きと、豆が砕かれていくハンドルから伝わる手の感覚を楽しむ。ゆっくり、急がないだけで、珈琲は美味しくなる。 誰かのためでなく、自分の今日の一日に、庄野さんのように肩の力を抜いて、珈琲を淹れる。 - 2026年5月19日
茶色の朝フランク・パヴロフ,ヴィンセント・ギャロ,藤本一勇,高橋哲哉読み終わった買った高橋哲哉さんのメッセージから読んだが、それだけで十分怖かった。読む前から物語の怖さが加速した。 茶色一色の日々からはみ出していない安心で覆い、それも悪くないと思わせて、不安を封印しやり過ごすうちに人権を失くしてゆく。静かに息苦しくなっていく怖さだった。 言われた通りに縛った紐がどんどんきつくなって、ほどき方がわからなくなって混乱していき、やがてはほどくことを諦める。諦めることに慣れていくことは平安なんかじゃない。 わからないことに素直に首をかしげる「考える人」でいること。 - 2026年5月19日
だってだってのおばあさん新装版佐野洋子読み終わった再読本棚の本絵本実家に残る祖母に贈られた絵本を住まいに迎えた。久しぶりにページをめくり、送り手の思いを何十年ぶりかで辿った。 三輪哲さんは祖母が入院した時、コスモスいっぱいの花束を絵本に添えて、すぐに会いに来てくださった。『100万回生きたねこ』だけじゃない、佐野さんの絵本やエッセイも三輪さんから教えていただいた。 友人から帰省の折りにメルヘンハウスに寄ったと聞いた。ああ、なかなか行けないけれど、2代目の丈太郎さん、頑張ってほしい。 - 2026年5月16日
最後の山石川直樹気になる8000m級の世界レベルとは比較にもならないけれど、北アルプスの3000級の山でも登るのはとても苦しい。自分ももう登れない。 でも、山小屋での見知らぬ人との会話と雑魚寝、山の頂きからのご来光、前穂高から見た雲海が朝日で染まる絶景は宝になって残る。 石川直樹さんのことはずっと気になっていた。短くシンプルなタイトルが力強くて、良い本の予感がする。 - 2026年5月14日
片思い世界坂元裕二気になるほとほと疲れて眠れない夜、ふとこの映画を思い出した。 車内に残された赤ちゃんを助けようと、道行く人に必死に伝えようとしても声が届かないシーンに最初に泣いた。亡くなった人が暮らす世界が愛おしく思えたいい映画だった。思い出しながら心も落ち着いてくる。 坂元裕二さんの作品がこよなく好きだ。 - 2026年5月12日
茶色の朝フランク・パヴロフ,ヴィンセント・ギャロ,藤本一勇,高橋哲哉読みたい「今の世の中のほうがよっぽど読んでほしい一冊です」と、ある書店員さんが2012年に書いた文章を読んでいた時にReadsで投稿があった。 2003年に出版された本の感想が、10年後も20年後も何も変わっていない怖さをちゃんと考えたい。 - 2026年5月9日
- 2026年5月7日
- 2026年5月6日
- 2026年5月4日
きみの隣りで益田ミリ読み終わった再読本棚の本『週末、森で』の続編。早川さんは太郎少年の母になった。 ラスト1ページ、憧れる森のように、遠くの人でもあった早川さんを初めて身近に思った。「この悲しさ」の言葉は、自分のお守りになるような気もする。 この2冊が、近くにあって良かった。 - 2026年5月4日
週末、森で益田ミリ読み終わった再読本棚の本誰に見られなくても咲くって清々しいね 英語には「夕焼け」って単語がないの、でも日本語にはある こんなに美しいものに、名前を与えずにいられなかったんだね アザミは、うつむいて咲いて、だんだん上を向くんだよ 咲いたからには顔を上げたいって思っているのかもね 双眼鏡から鳥を見つけるのは難しいんだよ まずは自分の目で森全体を見るの 鳥の声が聞こえたら、枝のゆれを見たり葉の音に耳をかたむけたり そういうのをよく観察して目星をつけるの 双眼鏡をのぞくのは、それから ほら、これマユミっていう木なの いつもここ通るときマユミちゃんのこと思い出してたんだよ 実ったね、マユミちゃん いい言葉いっぱい。 早川さんがほんとにいい。友は必要だね。 - 2026年4月19日
えーえんとくちから笹井宏之読み終わった買った晩年のあなたに窓をとりつけて日が暮れるまで磨いていたい 一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる しいんと静かな光。 大橋トリオの「窓」を思いだして聴いた。 えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい 口から延々と唱える。 穂村さんの解く「永遠」に胸がぎゅっとなって。
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