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@noa3373
読めない時も、本の近くに。
  • 2026年2月13日
    晩夏光: 詩集
    安西均さん。なつかしい詩人。読んだ方がいることがわかって嬉しい。 『暗喩の夏』に収められた「シンプルな〈毬つき唄〉」が好きだったことを思い出す。
  • 2026年2月8日
    コンタロウのひみつのでんわ
    コンタロウのひみつのでんわ
    長く本棚に残る一冊。復刊された時は嬉しかった。 大好きな安房さんの本の中でも、いちばん繰り返し読んでいる。年齢も性別も種族も関係なく友だちになれる。それが物語でも小さく震えた。 雪深い冬の朝。 思いは場所を越えて、一緒に作ったぶどう酒にそれぞれの姿が映る。 さびしさを隠すコンタロウは可愛くて、けなげで、温かなせつなさが心に灯る。
  • 2026年2月1日
    山がめざめて
    山がめざめて
    久しぶりの大型書店。人も本も溢れている。訪れるまで、梨木さん訳の絵本が最近出たことも知らなかった。 どんな本だろう。見るだけのつもりだった。 平積みされていた表紙を見て、好みじゃないかもと思った。本を開いても絵があまり好きになれない。 でも、何かドキドキしてきた。ページをめくるごとにもっとバクバクしてきた。 姿も言葉も表情も、山がどんどんいとおしくなっていく。書店の片隅で泣きそうになるとは思わなかった。 見つけた。一緒に帰ろう。手に取った本は元の場所に戻さなかった。 山のさびしさや喜びをこんなシンプルな言葉で伝えられるのは、梨木さんが山に慈愛を注がれたからだと思う。 「良かったねえ」と、すっかり山が大好きになってしまった私は、長い眠りに入った山に話しかけたくなる。
  • 2026年1月31日
    スティル・ライフ
    『月まで三キロ』を読んでいるあいだ『スティル・ライフ』の詩的に始まる文章がずっと頭に広がり、途中で本棚に向かった。 大好きなウィリアム・モリスのカバー。 不思議な抒情性に浸る。 幸せな寄り道をした。
  • 2026年1月29日
    月まで三キロ(新潮文庫)
    月。雪。化石。地層。素粒子。火山。 科学に対しての言葉が、人をほどいて動かしていく。語る人と聞く人の寄り添い過ぎない関係性も良かった。 特に「星六花」と「エイリアンの食堂」が心に残る。 「水素、ここにもある?」 いつか、何かに触れようと、空を見上げる自分を想像した。 世界はとても広く、人がその中心ではないこと。そして、誰もが宇宙の微粒に還り、循環されていくことに、何だか安心し楽になった。
  • 2026年1月27日
    今だからわかること 84歳になって
    平明に丁寧に書く人は、書かなかった言葉も相手に届けられるのかもしれない。紙も写真も言葉も、編集者として美しいものを求めてきた末盛さんの思いを感じた。 末盛さんの講演会に大阪まで出掛けたことがあった。 その時、長男の武彦さんがスポーツ中の事故で長期に入院されてる最中で、武彦さんが雑誌に寄稿した「祖父の顔」のコピーも配布された。 武彦さんは意識が戻った時に「これは滅多にないような事故で、自分にぶつかった人はどんなにか辛いだろうか」というメモを筆談で渡したという。 自分が下半身のまったく動かない体になり、脳梗塞で倒れ、左手だけで彫刻を作ってきた祖父のすごさが初めてわかったという文章は、どこか自分の悲しみを遠く見つめているようで、心に沁みて仕方なく何度も読んだ。その紙は今でも大切にすえもりブックスの舟越保武さんの本の好きな箇所に挟んでいる。 この講演の8年後、末盛さんはすえもりブックスを閉じて、血液の病気を患う夫と車椅子の武彦さんと一緒に岩手県に移り住んだことを本から知った。 読み終わってから見ようと決めていた日曜美術館「人生で美しいとは何か 彫刻家・舟越保武と子どもたち」の録画をやっと見た。そこには末盛さんの八幡平での暮らしぶりを伝える姿だけでなく、生前の保武さんや桂さんの姿、苗子さん、茉莉さん、直木さんやカンナさんの作品も知ることが出来て、本に合わせて見ることが出来て本当に良かった。 「次男へ」で、春彦さんの心根の優しさに感動し、末盛さんにこんな息子さんがいることに安心した。春彦さんが撮影した冬の風景はとても美しい。 そして、武彦さんがどんな風に亡くなったか、たんたんと書かれた文章に、末盛さんが自分の悲しみを的確に語る短い言葉に、胸がつぶれて泣いた。まるで聖人のような最後に思えて仕方なかった。 2人の夫も、武彦さんも先に逝き、1人で暮らす末盛さんが、今だからわかること。それは末盛さんだけでなく、最後になってわかることが人にはあるような気がする。 「神のなされることは皆その時にかなって美しい」と、ひとりの牧師から伝えられた言葉が、クリスチャンでもないのに、私の心の奥底にずっとある。
  • 2025年12月19日
    今だからわかること 84歳になって
    どうされているか、お元気なのか、ずっと気にしていた方。 発売日の午後、ジュンク堂に向かった。新刊なのに2冊のみの入荷。棚にもまだ並べられていなかった。夏川さんや伊与原さんの新刊は何十冊も積み上げられているのに、この差は、この寂しさは何? 私が尋ねた書店員さん、あれから残りの1冊、すぐに書棚に並べてくれただろうか。
  • 2025年12月18日
    おぼえていろよ おおきな木
    おじさんが泣く姿に心が痛くなり、最後のページの絵に泣きそうになる。 失くしても芽生えるもの。 もし、それが今と違うかたちで現れても、感知できる私でいたい。
  • 2025年12月13日
    読む時間
    読む時間
    読めない時も、自分以外の誰かが、それぞれの場所で本を読んでいる。そのことを嬉しいと思える自分でいることが、自分と本との時間を幸せにしてくれる。 Readsを始めて気がついたこと。 「ON READING」と、表紙に書かれてあるのを見て、ご夫婦で営んでいる同名の書店を懐かしく思い出した。
  • 2025年12月12日
    読む時間
    読む時間
    「人が本を読む姿は美しく、その人と同じ時間を過ごしたい」 そう書かれた方の言葉が素敵だった。
  • 2025年12月11日
    おもちゃのいいわけ
    彫刻家であり、パパであった。 大切な家族へ、木彫の残りの木っ端から生まれた贈りもの。それは、製作の合間につくられ、小さな作品になって残った。 去年の訃報は思いもしなかった。 桂さん、もういないんだなと、ふと考えてしまう。
  • 2025年12月8日
    読書からはじまる (ちくま文庫)
    つい最近、ある方のこの本への否定的な感想を読んだ。とてもびっくりしたが「私はそうは思わない」と、迷いなく直球の問いかけをする文章は新鮮だった。 自分も何年間か前に読んだ本だが、何も覚えていない。だから、その感想には共感も反論も出来ない。 ただ、感想の追記の中で、その方が良いと思ったという箇所を開いたら、ちゃんと栞がはさんであった。その文章は、私が長田さんのとても好きな詩の一節にも繋がる言葉が書かれていたのに、すっかり忘れていた。 長田さんの詩や散文が私の滋養となってきたのは確か。でも、その人の本をイライラしながら読んだ人がいると知れたことで、逆に折をみて再読したいと思った。もしかしたら、好きになれないと書かれた理由の中に、私を見つけるヒントがあるのかもしれない。 哲学者鶴見俊輔さんが、座談集に書いていた一節を懐かしく読んだ。 「あたえられたものをそのままのみくだす人間になりたくない。つねに新しい自分のいまの状況のなかから考えていきたい。ああも言えるこうも言える、別の見かたがありうるというその揺れを大切にする。‥‥‥自分自身が何かを求めていることが大切なのであって、すでにそれを得たと思ってしまうのは、まずいんじゃないですか」 学びほぐし、編み直したら、長田さんと私の間にどんな風景が広がるだろう。
  • 2025年12月6日
    板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
    版画家棟方志功が、世界のムナカタになるまでを、妻チヤさんの視点で描いたアート小説。 まっすぐに努力することしか知らなかった人の後ろには、やさしい強さが咲いていた。 タイトルに込められた思いが、読み終わって数日経った今の方が沁みてくる。 マハさんから、棟方夫妻への敬愛を受け取れる一冊。
  • 2025年11月29日
    星沙たち、
    星沙たち、
    まるで、湖の底の星粒を掬いたくなるような装丁。 大貫妙子さんは「市子ちゃんは、世界遺産です」と、ユリイカで伝えていた。 大好きな大貫さんにそんな風に言ってもらえるなんて。
  • 2025年11月29日
    ユリイカ臨時増刊号(12 2025(第57巻第16)
    ユリイカ臨時増刊号(12 2025(第57巻第16)
    Beautiful Songs うたがきこえてる
  • 2025年11月28日
    うたうしじみ
    うたうしじみ
    とても久しぶりに開いたけれど、残しておいて本当に良かった。 やっぱり、ネコのトラジが最高。笑えるって幸せ。関西弁で、上から目線で物申すその言葉に何度もクスクスしてしまった。 こんな素敵な絵本が、再刊されたのにも関わらず品切れしているなんて、きっとトラジが怒る。
  • 2025年11月21日
    数と夕方 管啓次郎詩集
    装丁は本への入口。 本棚に並んでいた時の、思いがけなかった小ささ。手にした時、指先から伝わる紙の質感。帯の言葉。目と手ざわりで選んだ。 住まいに迎えて5日め。 まだ開いていない。どこに置いても馴染んでしまうのを、不思議に穏やかに見ている。 教えてくださった方に感謝を記して。
  • 2025年11月18日
    ブランコ
    ブランコ
    この本は、表紙や裏表紙の絵、手触りも、装丁全てが素晴らしいと思う。手に取るのを心待ちにしていたが、私には想像以上だった。 好きな場所がそこに在るとわかりさえすれば待っててくれる。朽ちてもまた新しくなり、それぞれの未来へと続き、受け継がれる。 ただ絵を見ているだけでも物語が満ちるようで、幸せなため息をついてしまった。
  • 2025年11月17日
    絵のある人生
    絵のある人生
    Readsで紹介されていた方の文章が良かった。久しぶりにお顔と声を思い出す。
  • 2025年11月16日
    いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
    たくさんの言葉だと疲れてしまうと思う時、絵本や詩集や作品集が本棚にあることをありがたく思う。数冊あった長谷川さんの絵本は、この本だけ手元に残した。 「おそらのくもがやぶけようよ」 忘れてしまうくらい、久しぶりに読んだ。わかっているお話なのに、目の奥が熱くなった。 いっちゃんも、いくこせんせいも、尊い。
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