
積読家
@tsuntsundondon
2026年9月22日

私が食べた本 (朝日文庫)
村田沙耶香
読み終わった
村田沙耶香の本をいろいろ読んでみたいと思い、彼女の書評集を読んでみた。
村田沙耶香は読書体験で身体に落とし込む。読書は活字を読む視覚行動なのに、著者は五感全てを使って全身でまさしく味わっている。よく身体に何か染み込んでいる。その感覚を見事に言語化するのだけど、認知的に言語化するというよりは、感覚的に言語化している。なので難しい言葉を使っているわけではないのだが、なんか初めて見る文章を読んでいる感覚だった。読んだ後にタイトルの意味が改めて感じた。
活字からここまで養分を吸い取れるなんて、どれほど自分の五感に敏感なんだろう。別のエッセイで著者の自意識の高さをひしひしと感じたが、本当に感覚が敏感で、それを豊かさに繋げられる人なんだと感じた。
