
マロンミルクティー
@hebsmssuwgah
2026年10月3日
オオルリ流星群
伊与原新
読み終わった
小説
もう一つ強く印象に残ったのが、仕事で挫折し、自宅に引きこもるようになった梅ちゃんのエピソードです。
※ネタバレを多く含みます※
梅ちゃんは主人公たちの呼びかけには全く応じませんでした。
ですが、主人公たちが天文台を作ろうとしていることを伝えると、梅ちゃんは自分のミニFMを使って陰ながら近隣の住民に協力を呼びかけてくれました。
さらに、流星群を観測する場面では、ラジオを使って流星を観測する「流星電波観測」という梅ちゃんだからこそできる方法で協力します。
その場面に、思わず私は涙が出てきました。
梅ちゃんは以前のように外に出て人と関わることができるようになったわけではありません。
それでも、自分が部屋の中で続けていた「ミニFM」という趣味を通して、自分にできる形で人とつながり、誰かの役に立つことができました。
主人公たちにとって天文台づくりが人生を変える一歩だったように、梅ちゃんにとっても大きな一歩があったのだと思います。





