
いぬい
@inuiru
2026年9月24日
カラマーゾフの兄弟 3
ドストエフスキー,
江川卓
読み終わった
再読。
243p
" 「あなた方と話しているのは高潔な男なんですよ、高潔このうえない人間なんです、とくに忘れないでいただきたいのは、数えきれないくらい卑劣な行為を重ねてきながら、つねに、あくまでも高潔な人間として通してきた男だということですね、この人間は、内心では、心の底では、つまり、一口で言えば、いや、うまく言えませんが……要するに、一生の間、高潔さを渇望するあまり苦しんできた人間、いわば高潔の受難者で、提灯をともして、ディオゲネスの提灯をともして、ひたすら高潔さを探し求めてきた求道者なんです。ところが、それでいて、実際に一生の間やってきたことといえば、醜悪きわまることばかりでした、つまり、人間だれしもそうであるようにですね……いや、みなさん、だれしもじゃない、そんなのはぼくだけですね、ぼく一人です、言いまちがえましたよ、ぼくだけ、ぼくだけです!……みなさん、ぼくは頭が痛いんです」"
ミーチャ、おもしれー男。
ミーチャの章は「カラマーゾフの兄弟」のなかでもいちばんおもしれーくだりだと思うんだけどなぜか抜書きがこれしかない。カーチャもグルーシェンカもおもしれー女である。