
浸る
@rattatatatat
2026年10月3日
読了
大人の社会は学校後遺症でできている
大人は意図しないところで、子どものときの「苦手」な記憶を反復しながら生きている。大人の社会は、学校時代の規範や価値観の後遺症で形づくられていると言ってもいい。人は否定的な経験を反復し、そういうネガティブな反復さえも生きる支えにしてしまう。この意味で大人たちも全然無事に生きていない。
子どもが抱える問題の多くは、親の傷が元です。親が自分の問題を転移するけど、子どもはそれをメタ化してとらえることなんてできないから、モロに影響を受けてしまう。
多くの苦手意識は子ども時代の「出会い方」の問題であることは、いくら話しても足りないくらい。人が苦手意識を持つ過程には、例外なく何らかの不当な力がはたらいている。
強調したいことは、人間は日々変化していくということ。刻一刻と状況は変化している。だから苦手意識はちょっとしたきっかけで反転する。一度苦手だと思ったことであっても、本当は何度でも出会い直せるのです。
それを困難しているのは、苦手意識がその人の身体を固まらせて出会い直すことを妨げているからです。それを知ったうえで出会い直しを試みる勇気が、人生の新しい扉を開くために必要なものです。この本には、そのためのヒントが鮮やかに語られている。