はな "君が戦争を欲しないならば" 2026年10月4日

はな
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@hana-hitsuji05
2026年10月4日
君が戦争を欲しないならば
ずっと積読していて、夜中に目が覚めてそのまま一気に読んでしまった。 文芸評論家の三宅香帆さんが「新書は実質タダみたいなものです!」と言っていて、私は岩波ジュニア新書や、このブックレットに対してさらにそれを感じる。 高畑勲氏のこの経験と考えと言葉が税込630円くらいてあり得ない。 2年前の私みたいに、色んなことに忙し過ぎて疲れてて本が読めない人には値段も本の薄さも平易な言葉での表現も何もかもが全てやさしいのに、この命みたいな重さの内容はなんなんだ。 「やはり、もっと学ばなければならないのは、そうなる前のこと、どうして戦争を始めてしまったのか、であり、どうしたら始めないですむのか、そしていったん始まってしまったあと、為政者は、国民は、いったいどう振る舞ったのか、なのではないでしょうか」 加害者としての自分達をしっかり意識することが足りていなかった点についても、ここ最近考えることが多い。 加害者は手を下した者だけなのか、本当は誰なのかを考えると同時に、始まってしまったらもう止めることが出来なくなる空気の中で迎合していく己は自分の手を血で汚さなければ加害していないと言えるのか。 この集団浅慮な気質は変えていけないのか。 高畑勲氏は自分のことを「民主主義一期生」と言う。私は何期生だろう。 沖縄のことにもしっかり触れていて「日本の平和というものは、沖縄を犠牲にすることによって可能だったのではないか」「アメリカとの関係で、沖縄にこれだけの負担を掛けているということを本土の人間はいま絶対に考えなければならないのではないでしょうか」とある。沖縄についても理解が足りていないことが多すぎるから、もっと知りたい。 今朝見た動画で西加奈子さんが「見てるものより、見ていないもの、見ていなかったものを気にしたい」と言っていて、私が今の自分から遠いと感じていたものや離れているものを手繰り寄せたいという気持ちはこれに近いと思った。 「一旦戦争などの事態に突入したら、自分が自分にたよることができず、つい大勢に従い、倚りかかって流されてしまうのではないか、という恐怖」 戦争が始まると、著名な詩人や作家も時代の流れを受けた発言や作品を残していて、無理やりにではなく自然とその空気に包まれていく人間の怖さを感じた。 子どもを戦地に行かせたくなかった詩人が、肺炎に罹らせてでも徴兵を阻止した話は英雄か?ズルいでしょうという部分も興味深い。 その時の多数意見や情勢におもねることに不可解さを感じながらも、そういう逃れ方はどうなのかとも思うわけで。 そういうのはズルいよねってなるような戦争が悪いよね。 アメリカの考え方を文化に取り入れたように見えて、反対意見を言うこと、それが合っても良いという部分は浸透していないとの指摘も耳が痛い。 ただ、ここは地政学的なことも思い出す。大陸や気候、風土が違うので、取り入れられるものだけ取り入れた結果、自国の文化としては状況が悪い時にこそ最悪の道を選ぶ土台が築かれてしまったのでは。 日本ではどんなに小さなコミュニティでも、議論どころか対話も避けられがち。 それは最終的には責任を取らない、取りたくない「ずるずる体質」の文化だ。 そしてその責任を引き受けるのは弱者や組織の部下か。 人間の、そして自分達の体質や性質を更に知りたい。きな臭い空気をかき乱していけるような、意を唱えた人を一人にしないような自分にどうやったらなれるのか。 追記 フランス語では「平和」は女性名詞なのね!
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