
白U
@sayonara_yu-rei
2026年10月3日
帰れない探偵
柴崎友香
読み終わった
「誰が」「どこで」「いつ」「なぜ」など具体的な部分がぼやけたままで物語が進んでいく感覚がよかった。
主人公は探偵であるものの、難事件のトリックを鮮やかに解決するわけではなく、手がかりを求めて地道に探索するタイプ。事件は解決したのかしてないのか曖昧なまま、次の話へすすんでしまう。
どこかで目にした「亜種探偵小説」という評がまさにその通りだと感じた。個人的に「ガラスの街」(P・オースター)や「燃焼のための習作」(堀江敏幸)などの系譜だと感じる。解決ではなく過程に重きを置いている感じが。
