
ハツ
@camellia_no7
2026年10月4日
いやはや熱海くん 1
田沼朝
読み終わった
借りた
紙の本
いい作品、という評判を目にしつつ手に取る機会を逸していたところ、「おすすめ持ってきた」と同僚が貸してくれた。評判に違わぬいい本だった…(続刊中です)
出てくる誰も彼もが終始テンション低めで安定しててマイペースで、それぞれが各個人の在り方をストレスなく受け止めてるのが読んでてすごく気楽で居心地がいい。距離感に無理がない、尊重がある。でも声高じゃない。湿度もあんまりないけど、でも確かな情はそこかしこにある。優しい人たちの優しい話だなあ。あんまり得意じゃない感じでも否定はしないし。淡々と優しくて誠実。ジェットコースターみたいに上がったり下がったりぐるぐるさせたりしなくても感情の揺れや変化、戸惑いや腹落ちは描けるし読み手を揺さぶることはできるんだよね。つまりそれは雑に言うと、エモい、なのかな。うーーーん、しみじみといいですね。とても好き。誰かとの会話で「褒めてる?」て訊かれた熱海くんが「とても」って言うとこ好きだったな。好きなとこいっぱいあったのに今浮かんだのはそこ。とても、よかった。
