
夏河
@myhookbooks
2026年10月4日
海辺のルーシー
エリザベス・ストラウト,
小川高義
読み終わった
新刊とても楽しみにしていたのだけど、パンデミック時の話だったからか、そんな先の見えない不安な時期のルーシーの1人語りだったからか、読んでいて鬱々としてしまった。
そして、オリーブ・キタリッジシリーズはあまり好きじゃないので、彼女の影がチラホラ出てきたのも少し気分が萎えた要因の一つだったかも。(次作にはついに両者が出会うらしい)
ともあれ、ルーシーは人生の最後の時のことも視野に入るくらいすっかり大人になった。大人になっても悩んで落ち込んで狼狽える。家族や他人といろんなことを思いながら付き合っていく。気持ちの良い瞬間もある。モヤモヤすることもある。好きな人も嫌いな人もいる。いなくなる人もいる。関係も変化する。社会も変わっていく。信じられない変化だって時にはある。そんな普通のことを読める小説があるのは、総じて幸福なことだと思う。
という訳で、なんだかんだで良かった。