桃木綿 "QJKJQ" 2026年10月4日

桃木綿
桃木綿
@momomomen
2026年10月4日
QJKJQ
QJKJQ
佐藤究
現代日本を舞台に、シリアルキラー一家の長女の女子高生を語り手にした物語。 すごく独特な小説だった。書き出しからはなんか舞城王太郎みたいなブッ飛び方を想像したけど、それ事体がミスリーディングで、「揺らがされる」感じの読み味が良かった。 国家レベルの秘密の組織とかがまた出てきたけど(私、そんなんばっか読みがちなもので)組織の目的とか哲学はそれっぽくて面白かった。 破綻するだけ破滅したようなクライマックスからの最後の主人公による片付け方がスマートで、そこから父娘回想、英語の諺?が引用されてシメ、のフィナーレが、中盤こんだけグワングワン揺さぶった作品なのにすごく綺麗さっぱり憑き物落としされて読み終われて良かった。(ファミレスで娘に甘いシンパパ、ラテン語口走るし突然謎の自傷をするし、なかなかヤバいやつですね。)
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