ゆかこ "宇宙の果てには売店がある" 2026年10月4日

宇宙の果てには売店がある
本ツイで何度か紹介されて気になってた本。 偶然本屋で見つけてぱらっと立ち読みしてみたら、なんとも生活感に溢れる短い文とシンプルでスタイリッシュな装丁に興味を惹かれて買ってみた。 作者のせきしろさんは作家・俳人らしく、そういえば又吉さんとの共著「カキフライが無いなら来なかった」を昔図書館で借りて読んだことがあったのを思い出した。 自由律俳句、というのだろうか。俳句方面に明るくなく、専門的なことはわからないが、小さな1ページに短い文が淡々と並んでいく。その中で絶妙な生活感と宇宙感を行ったり来たりしている。 SFと聞くと身構えてしまうのだが、地域密着型SFというか。本当に生活の隣に宇宙がある感じ。 ロケットの発射台に洗濯物が干されていたり、銀河鉄道の終点で酔っ払いが寝ていたり。 実は今も宇宙への扉って、そこのお店の扉なんじゃないかってふと思ってしまうような、そんな作品。 表現が合っているかわからないが、なぜかすごく癒された。SFを見て癒されたのは初めてだった。 後半何作品かは、ごく短い短編のような作品だった。これも面白い。好きな話はテレパシー。 ふとした時に読み返せる気軽さと、可愛い装丁、買ってよかった本。
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