みー "こんこん" 2026年10月4日

みー
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@mi_no_novel
2026年10月4日
こんこん
こんこん
水沢なお
着ぐるみの中の人に恋をする女の子のお話。 私は何のヲタクでもないし、推し活をするという感情って分からない。パークに入り浸ってお金を溶かしている人の気持ちは分からないけど、「人間」みたいに汚くない、もしくは汚いところが隠れている清いものを愛したい、という気持ちは分かる。 私も夫の綺麗なところばかり見ている。汚いところからはずっと目を逸らし続けている。 また、私はアセクシャルだから、恋愛においての性欲の必要性について考えた。ひらくくんの「付き合うってそういうことだよね?」発言に辟易すると共に、ああ、こうやって出しゃばってあたかも「私は普通の人ですよ」発言しちゃうことあるよな、と思った。 詩人の著者。つむぎ出される言葉がこんこんのようにふわふわキラキラ、雪の結晶みたいに綺麗だった。他の小説や、詩集も読んでみたい。 p91 「人間って、ひとりじゃ生きていけないじゃん。たぶん、ひとりで生きていくほうが楽なのに。だけど、彼女と歩いていると、なんかそれが自然に感じるんだ。人間って、何千年も、こういうふうにして生きてきたんだなって。もちろん喧嘩もするし、理解できないこともあったりするんだけどさ。沈黙が気まずくないって、ちょっとひとりでいるみたいで心地いい」 p123 「だから、なんかあのときは、自分が傷つくことばっかり、考えていたから。だれかに触ることが怖いのに、性欲みたいなものはちゃんとあって。それだけじゃなくて、何故か、そうしないといけないような気がしていたんだ。だから、まどちゃんがいやだって、はっきり言ってくれて、安心した。よかったって思った。そう言ってくれなかったら、おれはたぶん……」
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