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みー
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@mi_no_novel
‎🤍🕊小川洋子/千早茜/村田沙耶香/瀬尾まいこ/町田そのこ/宮島未奈/一穂ミチ/高瀬隼子/木下龍也/谷川電話
  • 2025年10月11日
    カフネ
    カフネ
    食わず嫌いをしていた……ご飯ほっこり系の小説は、食欲ありきで楽しめるものだと思っているから。 落ち込んでいる人が、美味しいご飯を食べて元気出た!終わり。そんな小説が多い中で、これは…… 最高だった。私の心の柔らかいところを刺して、撫でて、温めてくれるようなお話だった。 突然死を遂げた「春彦」。彼は何を思って、誰のために生きていたのか。物語の本軸はそれだ。 登場人物はみんな、表向きは上手く生きられているようで、何かしら暗い一面を抱えている。 そんな心を、寄り添って、溶け合って、優しく癒していくことができる、人との繋がりが垣間見えた。 食が全てじゃない。ちゃんと食べられなくてもいい。だから、私も彼らみたいに、食以外の楽しみや生きがいを見つけて生きていけたらいいな。 そう思えるような小説だった☺️
  • 2025年9月27日
    リング
    リング
    読もう読もうと思っていたところ、ブックオフのCコーナーで発見👀 今まで名前だけたくさん耳にしてきたけれど、原作を読んだのは初めて。 面白かった……一本のVHSから物語、呪いは始まり、複製され、伝播していく。 貞子が美人で、かつとある先天性疾患を抱えていたことに驚いた。 ジャンプスケア的な怖いシーンは特になく、ほぼ全編を通してミステリー要素が強かった。 続きの『らせん』も是非読んでみたい✨️
    リング
  • 2025年9月26日
    恋のすべて
    恋のすべて
    装丁&作者買い! ukaネイルオイルとのコラボをしていたので、セットのサイン入り本を取り寄せた⸜❤︎⸝‍ 装丁が素晴らしい。最初はカバーがかわいい!と思ったのだけれど、カバーを一枚ずつ外していくと、これまた素敵な柄が出てくる出てくる。 天アンカットになっていて、凝っているなあ〜と思った📕✨️ これを読んで気づいたのは、「恋は必ず終わるもの」だということ。恋の実り、成熟、終わりまで描かれていて、最後の方は胸が苦しく、切なくなった☁️ ♥️お気に入り短歌 「エアコンが音立てている雨の夜きみを跨いでキッチンへ行く」 「生ぬるい水道水で洗う顔、目を閉じたまま掴んだタオル、」 「思い出のこぼれかたって足の指わきわきすれば落ちるこの砂」 「「かえで もみじ 違い」と検索したウィンドウ たしかにあなたといた朝食の」 「後ろからあなたを抱いた 彫刻家が彫る前の樹をそうするように」 「まだなにもかなしいことはないけれど起き抜けに出る涙のとろみ」 「手を握るようにうなずいてくれるのがわかる真冬のスマホの向こう」 「ふたりとも大吉だけど〈あせるな〉とわたしのほうにだけ書いてある」 「イルカショー(どうしてもしも別れたらといま考えた?)咲くように水」 「食べきれなくたっていいからねって笑いつつ深めの皿に茄子の煮びたし」 「花のように束ねていった 一瞬が永遠になるその一瞬を」 「靴紐がほどけたという感覚はあるのに、すぐにしゃがめばいいのに」
    恋のすべて
  • 2025年9月24日
    うたうおばけ (講談社文庫)
    くどうれいんさんのはじめのエッセイ。 読み終わってしまうのが惜しくて、仕事帰りに少しずつ読んだので、読み終わるのに一ヶ月くらいかかった🗓 ページをめくる度に心が満たされて、毎週19時にカフェの隅で泣いている人になってしまった😂 日常の中にある小さな幸せや、ちょっとした面白いこと、不思議なことを見つけるのが上手な方。 あとがきが素敵✨ 私も、この本を「盾」としてここ一ヶ月持ち歩いていた。学生時代から、自分を守る術として本を読んでいたので、共感☺️ 🏆お気に入りエッセイ三選 「Sabotage」 私の元生徒にも、小中高12年間皆勤した子がいた。それもひとつの才能だと思うけれど、たまにはSabotageも大切だなと思った✌🏻 「パソコンの人」 「おまじないにしかなりませんでしたね」。気休め、なんて言葉よりずっと良い。私もこんな言葉が使えるようになりたい💻 「一千万円分の不幸」 「幸福恐怖症」の私にはぴったり!失敗の次は成功。不幸の次は幸福。幸せだけを数えて生きていきたいね🍀
  • 2025年9月23日
    ふしぎな図書館
    ふしぎな図書館
    祝日の朝に、絵本が読みたくなった🖼 図書館の地下室に迷い込んだ少年のお話。 羊男や謎の美少女が出てきたけれど、それは全部少年の幻覚だった? 村上春樹の絵本、好きだな☺️
  • 2025年9月21日
    閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書
    作家買い!……だけど、前作『スワイプ厳禁』からストーリーが繋がっていてびっくり。 ドウメキの瞳を巡って心理捜査をする心理士……かと思っていたら、最後でまさかの真相が明らかになる。 これでこのシリーズは完結なのかな?まだ続きを読んでみたいな〜👁
    閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書
  • 2025年9月21日
    ひまわりは恋の形
    夏が終わる前に。 目が覚めるようなイエローの表紙に惹かれて購入。 前作『桜のような僕の恋人』も良かったので、読むのを楽しみにしていた😊 文体はライトで、スターツ出版で出ていそうな感じ。良くも悪くもスラスラ読めた! こういう恋愛モノ、弱いんだよな〜。感動してしまった。ひまわりをモチーフにしたお話で、本数によって変わる花言葉が楽しくて、美しくて、悲しかった。最終的にみんな病気で死んでしまうエンドだった。でも、天国での暮らしもエピローグで描かれていて、みんなが幸せになれて良かったな、と思った🥰
    ひまわりは恋の形
  • 2025年9月14日
    ずうのめ人形(1)
    『ぼぎわんが、来る』に続く、比嘉姉妹シリーズ第二弾! とある「原稿」と並行して進んでいくストーリーに騙されながらも、一概に誰が良い人悪い人っで決められないよな、と考えさせられるラストでもあった。 これは、怖すぎて今夜は眠れなくなりそう😂 最後の結婚式のシーンで琴子さんとやっと会えて、泣き崩れている真琴ちゃん🥲こっちまでなんだか安心してしまった。真琴ちゃんが幸せになれて良かったよ🥰
  • 2025年9月7日
    謎の香りはパン屋から
    2025年このミス大賞受賞作品🏆 小さなパン屋さんを舞台にした、日常の謎に迫るほっこりミステリー🍞 どのお話も癒されたけれど、特に「思い出のカレーパン」が好きだったな。 エピローグで語られた各々のアフターストーリーがまたあたたかくて、泣きそうになってしまった🍀 やっぱり私は人の死なない優しいミステリーが好きだな〜と☺️
  • 2025年9月7日
    或るバイトを募集しています
    「或るバイト」……「アルバイト」、ね!!😳 サクッと読めて面白かった! 短編が七篇。個人的には、アルバイト5「自殺防止」がそういうオチか〜となって一番面白かった🥢 最後のお話は、怖かったな。木の下から「生まれる」っていう……背筋さんの「口に関するアンケート」を思わせる視点だった。 組版も凝ってて良かったな📖´-
  • 2025年9月2日
    マザーアウトロウ
    爽快なストーリーだった!会話劇がとにかく面白く、でも深く、私も張子と話してみたい!と思った☀️ 序盤で波那が何か隠してる?場面があったけれど、その伏線回収が後半にあった。 「蹴人は一番加害から遠い場所にいる人だもんね」 張子の、強くてはっきりしているけれど優しさのある物言いに感激。 優しい人は傷ついている。強い人は弱かった。そんな言葉を体現したかのような小説だった✨️ 私も、義母とマブになれるくらい仲良くなりたい✌🏻
    マザーアウトロウ
  • 2025年8月26日
    大人をお休みする日
    仕事でヘロヘロの日、帰りに本屋に寄ったら目が合った。 やさしい詩集。疲れた心に染み渡る、言葉の花束のようだった💐 「大人をお休みする日」。たまには、そんな日があったっていい。大人らしい恋愛をしなくていいし、大人らしい生活をしなくてもいい。 ただ、「私は若いからここまで努力してこられたのではない」。「たまには自分に『わかるよ』と言ってあげたらいい」。 私を救う言葉がたくさん詰まった一冊だった。
  • 2025年8月22日
    スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ
    本のサイズが、私のスマホ(iPhone16e)とピッタリ同じでビックリした!スマホサイズで手に馴染みやすく、見開き1ページずつ(スマホの画面と文章)ストーリーが進んでいくので読み易い📱 最初から違和感はあった。なんで女の子なのに一人称が「オレ」なんだ?とか……疑問に思いながら読み進めたけれど、これも伏線だった! 30分くらいでサクッと読めるのに、しっかりミステリーだった👏🏻面白いな〜。
    スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ
  • 2025年8月21日
    この会社は実在しません(1)
    家族っていいな、と思った💐
  • 2025年8月17日
    令和最恐ホラーセレクション クラガリ
    令和最恐ホラーセレクション クラガリ
    「恐怖心展」会場で購入🖤 オシャレ大好き/背筋 鶏/澤村伊智 金曜日のミッドナイト/コウイチ 警察が認めた〈最恐心霊物件〉/はやせやすひろ×クダマツヒロシ 余った家/栗原ちひろ 恐怖心店/梨 前半ももう本当にグロテスクで怖かった。 「オシャレ大好き」はピンヒールで頭を割るような恐ろしさ、「鶏」は短いながらも異形の恐ろしさがあった。 特に好きなのは「余った家」。おどろおどろしさがありつつ、でもラストは救いがあって、普段はあたたかい物語を書かれる方なんだろうなと思った。 梨さんの「恐怖心店」──心から、あの展示を見に行って良かったなと思った。色々な角度から「恐怖心」を捉えることが出来たし、自分自身の持つ恐怖を自覚できた。梨さんにしては珍しく、救いのあるラストで良かった。不覚にも感動してしまった🥲 次回の展示も是非行きたい!しっかりと、心の防寒対策をしながら🧊
    令和最恐ホラーセレクション クラガリ
  • 2025年8月17日
    ツミデミック
    ツミデミック
    パンデミックの世界がもはや懐かしく思えた。 全6編で、前半3篇は救いなし、後半3篇は光が見える感じ💫 数日かけてゆっくり読んだ。 特に、「特別縁故者」が心に刺さったな。感動して泣きそうになっちゃった。 もうあれから5年くらい経つのかな。この本を読む「旬」を逃してしまった気がしたけれど、当時の絶望感や先が見えない感じをゾワゾワと思い出せて嫌な気持ちになった(良い意味)🙂‍↕️ 一穂ミチさんの、色々なお話を読んでみたい。何を食べたらこんなに色んなジャンルのお話が書けるの!?🫰🏻
  • 2025年8月16日
    涙の箱
    涙の箱
    ずっと気になっていたハン・ガンさんの童話💐 韓国文学を読んだのは初めてだったけれど、「童話」と言われることもあってか、とっても読み易かった! 「時おり、予想外の瞬間に、私たちを救うために訪れてくれる涙に感謝する。」 泣き虫の主人公・涙つぼちゃん。ある日、涙を集めているおじさんと出会ってから、彼女の人生は変わる💧‬ 「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、きみの涙は純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」 この一節が特に心に残った。なんて詩的な小説なんだろう……と思ったら、ハン・ガンさんは小説よりも先に詩でデビューされていたみたい。 今度は詩集も読んでみたいな📚
  • 2025年8月16日
    図書室のキハラさん (HARTA COMIX)
    コーチャンフォー(長期休みには必ず行くデカ本屋)で、「本なら売るほど」の隣に面陳されていて、何だこのでかい漫画は……!となって買ってしまった📚 漫画誌ハルタの帯の裏で連載されていたそう。横に長〜い小話と、縦に長〜い小話がギュッと詰まってた! 不思議な上司、たまに異界になる図書館、妖しい本棚の隅っこ。 毎日ドタバタ、束の間の静寂、週末のおでかけ。 楽しい図書館での出来事ばかりで、ウキウキしながら読んでしまった🐒 この方の、他の作品も読んでみたいな🥰漫画誌ハルタさんには最近お世話になりっぱなしだ! 📷コーチャンフォーつくば店内DOUTOR COFFEEの隅っこの席にて
    図書室のキハラさん (HARTA COMIX)
  • 2025年8月15日
    遠くの日には青く 1【フルカラー】 (comico)
    お盆なので、「BON!」を読みたくて本棚から手に取った🍆 中学生の頃に初めて買ったワイドコミック。当時はcomicoにハマっていて、毎週連載を追いかけていた。親のお下がりのスマホでちまちま読んでたなあ。 久しぶりに開いたら、ちょっと古本っぽい匂いがして、実家のほこりっぽい匂いを思い出した🏠ここまで連れてきてしまったなあ、思い出と一緒に。 どの短編も大好き。儚くて不思議な、雲の上にあるような短編☁️🫧 作中のラテン語の意味が分かるようになっていたり、物語の深い部分を読み取れるようになっていたり、自分の成長も感じられた👩🏻‍🏫
    遠くの日には青く 1【フルカラー】 (comico)
  • 2025年8月12日
    文庫版 近畿地方のある場所について(1)
    カクヨム版を読んだ上で、文庫版も読んだ⛩ 怖すぎて、もう二度と読み返したくない(良い意味)と思って紙は買わないでいたけど、映画化も決まったのでついに手に取ってしまった。 そう来たか……!!新たな視点から見た怪異、最後に明かされる真相。カクヨム版とは違ったエンディングに度肝を抜かれた。ラブストーリーだったんかい🫰🏻ギュンとするラストだった……。 ちょくちょく挟まれるイラストが怖すぎ😱映画を見てジブリのコダマを連想してる方がいたけど、そういうことか〜となった。 ちなみに、袋とじは怖くてまだ開封できてないです……。
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