
caco
@caco5884
2026年10月4日
ツナグ
辻村深月
読み終わった
ブックオフでふと見つけて買った。
素晴らしかった。
「死者との再会」という、一見すると感動的で綺麗な物語に思える題材を、綺麗な面だけではなく、再会することで生まれる後悔や葛藤、暗い面まで描いているところが素晴らしい。
また、短編集でありながら、続編も含めて登場人物同士が少しずつ繋がっているのもよかった。別々の物語を読んでいるはずなのに、読み進めるほど一つの大きな物語になっていくような感覚があった。
そして何より、最初は死者との再会を望む依頼者たちが主人公なのだと思っていたのに、読み進めるうちに、最初はどこか無機質に見えた「使者」である彼のことを見守っている自分に気づいた。
そこも、この作品の好きなところ。

