
Suzuki
@finto__
2025年4月11日

物語の役割
小川洋子(小説家)
読み終わった
★★☆☆☆
「ほんとうに悲しいときは言葉にできないぐらい悲しいといいます。ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと、ほんとうの悲しみは描ききれない。言葉が壁になっその先に心をはばたかせることができなくなるのです。それはほんとうに悲しくないことなのです。人間が悲しいと思ったときに心の中がどうなっているのかということは、ほんとうは言葉では表現できないものです。けれども、それを物語という器使って言葉で表現しようとして挑戦し続けているのが小説なのです。」65


