
白玉庵
@shfttg
2026年10月6日

光と糸
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み始めた
美しい装丁でうっとりする。さらに最初の文から掴まれる。
長篇小説を一つ書くたび、私は問いに耐えつつその中で生きる。それらの問いの終わりに到達したときにー答えを見出したときではなくー小説は完成を迎える。それを書いている過程で私は変形し、書きはじめたときと同じ人間ではもはやありえず、その状態から再出発する。次の問いかけが鎖のように、またはドミノのように重なり合い、つながって、新しい小説の始まりを作り出す。 p12
ここのところずっと「問うこと」が頭のはじっこにあるが、この本でもまた出会った。答えではなくてさらなる問いに繋がっていくことが、自分のような浅い思索でも生まれてくるので、ハン・ガンほどの人であればどれほどの広さと深さをもった次の問いになるのだろうと思う。









