
柿内正午
@kakisiesta
2025年4月11日

読み終わった
朝に本を読む習慣をつくろうとしていたのに、春になってからだいぶ崩れている。それで本が読めていない気分になっているので、今朝は新書でも読んで、さくっと読み終える充実感を得るか、と考える。日記に書いたか忘れたけれど、僕は、目的意識をもってしまうと過程がすべてうざくなる。それでただ結果だけをインスタントに欲してしまうことで、たとえば料理や食事が効率的に捌くべきタスクになりかねない危険を有しているということを最近よく考えている。読むべきだと思っている本も、だからさっさと読み終えたという実績だけ欲しくなる。楽しいから読むだけなのに、読んだ後に幻視している何かのための手段のように錯覚することがあり、そういう読書は楽しくない。あらゆる行為を、なるべく自己享楽的に、目的のための手段、省略することが望ましいコストとして感覚しないで行為することが肝腎。まあそんなことを考えていて、だから、國分功一郎の目的と手段のシリーズでも読もう。行きの電車で目的のほうをだいたい読む。新書は速くていいなあ。読了という目的をインスタントに達成できる。









