Ayako "ミドル・エイジ・ビギンズ" 2026年10月6日

Ayako
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@aya_rb
2026年10月6日
ミドル・エイジ・ビギンズ
また予想外に早く順番が回ってきてしまい、延長もできないので読み差し本の視線を感じながら読み始めた。 体力の低下などお決まりの肉体的加齢の実感は感じつつも、わたしは中年になってよかったな、と思っているほうなので、ミドルエイジクライシスのテーマは興味がありつつもあまりピンときていなかったんだけれども、最初の総論を読んで、なるほど、これまで論じられていた中年期の危機のベースは男性をイメージしたライフサイクルにあり、且つ社会が上昇していた時代のものなんだ、ということがわかって納得した。 尾崎世界観の「出揃ったカードでやっていく」というのは、わたし自身の実感とも重なるところがある。わたしはそれを、ようやく自分自身の器の容量がわかって、ここから溢れそうなものは引き受けなくていい、という安堵として感じているんだけど、人によってはどんなに引っ張っても器が広がらないことや、溢れてしまうものを受け止めようと右往左往することになっていくのかもしれない、と感じた。 尾崎世界観の小説も読んでないしクリープハイプも聴いたことないけど、「天の声」、聴いてみようかな。 そして河合隼雄が中年期についてあんな冷たい物言いをしていたとは。『母性社会日本の病理』も読んでいたのに、そのときは引っかからなかったのは、わたしが若かったことや、上昇志向の物語にまだ絡めとられていたからなんだろう。 表紙のせいでなんとなくライトな気持ちで読み始めたけど、けっこう前のめりで読んでしまう。東畑さんの本はそういうのが多い。実際のご本人の語り口も軽いけど内容は重厚、というのと重なる。
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