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2026年10月6日

バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)
スティーヴン・キング,
リチャード・バックマン,
沼尻素子
この小説で少年たちが参加する「ロングウォーク」というのは、死“へ”のロングウォークであり、つまりは人生なわけで、少年たちは凝縮された人生を一足先に擬似体験するわけだ。と言っても実際には脱落者は射殺されてしまうわけで、擬似も何もないわけだけれど、それを読むわたしたちは彼らを通して歩き終わるまでの凝縮された人生を擬似体験しているといえなくもない。そんな風に読んでみれば、人生とはなんと過酷で残酷なのか、と落ち込んでしまうし、少年たちの言動や葛藤、思索を通して人生だけではなくて己の残酷さや薄情さ(少年たちにも勿論良心や正義があるけれど)にも気付かされたりして。それでも、そこには人生を歩き続けるためのヒントもあるような気もする。「ヒント6、ゆっくり気楽に歩くのがこつ。」とかね。
めちゃくちゃ面白かった、という感じでもなくて、小説的にもの凄いわけでもない気がするけれど、それでも珍しく二晩ほどで一気に読んだから、良い小説を読んだんだなという気はしているし、幾つかゲットしたヒントはわたしのロングウォークにも活かしていければと思っている。とりあえずは日々の散歩からかな。








