
猫
@mao1012
2025年4月11日

推し、燃ゆ
宇佐見りん
読み終わった
かつて読んだ
自分にも推しているコンテンツがあるので、解像度の高さがリアル。推すこと(追いかけること)で自分の存在意義を保っていたり、完璧に推すことが直結して自己評価に繋がるパターンが多い。推しが結婚して家庭を持ってグループが解散した後の、相手の自宅を見に行って、洗濯物を見て傷つく所が凄くグロいなと思った。そういう細かな質感のひとつひとつで自己が傷つけられている感覚や、推しがいなくなった人生が余生となってしまった主人公の内面の虚構さがなんとも言えない。それでもオタク側にとっては推すという事が自己を肯定する要因の一つになっていて、そういう推し方をしている人達は現代の社会には沢山いる。
