
きらた
@kirata
2026年10月7日
鬼談百景
小野不由美
読み終わった
かつて読んだ
再読
怪異譚
うっかり帯を破ってしまいましたが、折角なので(!?)載せてみます♡
300頁程の文庫本の中に九十九作もの不思議な、或いは怖いはなしを収録した怪談本
解説·稲川淳二
しっとりと怖く、余韻に震える話ばかり
中には微笑ましい話もあるが怪異譚に違いはない
想像力を刺激するので一気には読めないが、おかげで仄暗い闇を数日に渡ってたっぷりと堪能出来た
『残穢』の主人公(作家)が作中で触れていた〈連載で書いてる作品〉がこの『鬼談百景』となる
『残穢』同様『鬼談百景』も映像化(数篇のみらしい)されているとの事だが、私は映像の方は見れない人なので‥カタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ
昭和から平成辺りの時代を感じる話(私見)だが、所謂“日本の怪談”のイメージを踏襲しているように感じた
ホラーではなく、怪談や怪異譚から感じる空気
短い話は1頁、長くても数頁の話しか収録されていないのにも関わらず、本作は毎回、読了までに時間がかかる(とは言え、両手の指で足る回数位しか読み返してない気がする)
収録作は、時に淡く時に濃い闇を垣間見せ、読み手の想像力を撫でるように刺激する
刺激された想像力が広がるままに1編1編をじっくりと咀嚼し、描かれた闇を覗き込んでしまう
──故に、日に数篇読むだけで疲れてしまう
〈行間から匂い立つ恐怖を想像しすぎて、脳が疲弊する〉との感じだろうか?
ここに書かれた話、その現象の起きる原因は何なのか──は、語られない
勿論解決もしていない
故に読み終わってもスッキリせず、じわじわと後を引く
それが怪談と言うものなのだと、その余韻に委ね浸るのが怪談の楽しみ方なのだと、誰に言われるでもなく理解しているのは、小さな頃から身近に学校の七不思議等の怪談があったからなのだろうな、などと思ったりもした
じんわりと怖さに浸りたい時にこの本は最適だと思いますが、九十九篇を読み続けるのはかなり消耗すると思います(精神力みたいなものが)
個人的には日に数篇、仄暗い時間帯に読むのが宜しいかと思います
ただ、この本に刺激的な怖さを求めると拍子抜けするかも知れませんのでご注意下さい
解説の稲川淳二が、この作品の良い所を全部書いてるので、解説を読んでみてから買う(読む)かどうかを決めるのが良いかも知れない
‥‥立ち読みを勧めちゃいけないか‥(´ー`A;)

