
翠
@mdr_33
2026年10月7日

ア・ルース・ボーイ
佐伯一麦
読み終わった
読了。
めっちゃくちゃよかったなあ。こういう空気大好き。名作だと思います。いや、名作だと言い切ります。
佐伯一麦さんの小説、もっと読まれてくれないかな。流行りのものではないけれど、もっと色んな人の感想を聞きたい。お願いします。
まだまだこれからだ、私たちは何にでもなれるのだ。と感じた。進路に悩んでいたけれど、なんだか大丈夫な気がしてきた。生きるということ。
絶望の底には文学が待っていてくれているし。
暗い世界で生きていた主人公は、ようやく、光の当たる世界で生きられるようになる。1日、1日を生きてゆく。
最初は、この子たち大丈夫かなと不安だったけれど、読み終わる頃には、きっとこの青年はこれからも生きていける。と大きく頷いてしまう。
やっぱり子供にとって母と父はものすごく大切な役割で、必要不可欠だ、と感じる。でもそれは本当の親である必要はなく、育ってから出会う人でもいい。幹と沢田さんは、あきらにとってそういう役割だったんじゃないかなあ。
繊細でありながらもしっかりの芯のある小説だ。
主人公の変化もわかりやすく、登場人物もみんな活きている。隅々まで拾い上げるような丁寧で鮮やかな描写。
新聞配達のシーンがすごく好き。
綺麗な構成だった。読後感も爽やかでよい。
新刊も早く読みたいな。水平と垂直。
読みたいものがたくさんあって、困る!
