
euy
@euy
2026年10月7日

パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)
フィリップ・K・ディック
読み終わった
すげー…(呆然)
読み進めていくうちに、現実と幻想の境界がわからなくなって、パーマー・エルドリッチとほかの登場人物との境界もわからなくなってく。
なんじゃこりゃ。どうやったらこんな小説が書けるんだ…。
最初は何の説明もなしにディックが勝手に作った名詞がバンバン出てきて、全然ついていけないんだけど(キャンD?模型セット??)、深く考えずに粛々と読み進めていくと、なんかだんだんその名詞にも慣れていって違和感なく入り込めるようになってきて、そしたらなんかすごい世界観に融合してるみたいな感覚になってくる。
「とほうもなく長い尾をひいた両腕で、彼はプロキシマ・ケンタウリ星系から地球そのものにまで伸びひろがっており、そして彼は人間ではなかった。」ってのになんかめっちゃワクワクした。
ディックの作品って、暗くて読後感もあんま良くなくて、好きかと聞かれると好きではないような気もするんだけど、でも唯一無二すぎて読まずにはいられなくて、そういう意味ではすごく好きだったりもする。



