パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)

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euy@euy2026年10月7日読み終わったすげー…(呆然) 読み進めていくうちに、現実と幻想の境界がわからなくなって、パーマー・エルドリッチとほかの登場人物との境界もわからなくなってく。 なんじゃこりゃ。どうやったらこんな小説が書けるんだ…。 最初は何の説明もなしにディックが勝手に作った名詞がバンバン出てきて、全然ついていけないんだけど(キャンD?模型セット??)、深く考えずに粛々と読み進めていくと、なんかだんだんその名詞にも慣れていって違和感なく入り込めるようになってきて、そしたらなんかすごい世界観に融合してるみたいな感覚になってくる。 「とほうもなく長い尾をひいた両腕で、彼はプロキシマ・ケンタウリ星系から地球そのものにまで伸びひろがっており、そして彼は人間ではなかった。」ってのになんかめっちゃワクワクした。 ディックの作品って、暗くて読後感もあんま良くなくて、好きかと聞かれると好きではないような気もするんだけど、でも唯一無二すぎて読まずにはいられなくて、そういう意味ではすごく好きだったりもする。



野家(neue)@tolle_lege2026年6月30日読み終わった地球での生活が失敗続きで、火星の徴募制度に自ら志願するバーニィの「どうにでもなれ」という気分が、今の自分にはとてもマッチした。だからこそ、チューZを使うことで消せない傷跡(≒聖痕)を負った上で、それでもなお現実を受け入れて生きようとする彼の姿に熱いものを感じた。馴染みの薄いキリスト教の知識や度重なる虚実皮膜の侵犯に、若干消化不良感も否めないが、『ユービック』に引き続いて大満足のディック体験だった。







