
くん
@kun
2026年10月8日
陽の光が消えた町で
ナオミ・クリッツァー,
桐谷知未
読み終わった
遠い未来や宇宙の話ではなく、一年後くらいにありそうな少しだけ未来で、人々の希望や繋がりの物語。
池澤春菜さんがこの本を「ホープパンク」と表現していて、確かにどの短編も希望を持って戦っている人たちばかりだった。
一番好きだったのは表題作の「陽の光が消えた町で」。
物資もインフラも不安定な中、地区の人々が自分の時間や特技も含めて物々交換をして助け合って暮らしている姿は、「コミュニティ」のつながりの強さと、「コミュニティ」の持つ希望が感じられた。
AIの話2本が入っていて、「デジタル社会の歩き方」で感じた今の時代の問題点が、別角度の解決策を提示されているように感じられた。
読む順番とタイミングが絶妙だったみたい。
「人は意思決定を少なくし、屋外で過ごして、車をなるべく使わず、従来のソーシャルメディアに費やす時間を減らすほど幸せになる。」
この一文に、SNSと距離を置き、スマホから手を離し、アナログな日々の大切さを改めて感じられた。

