
みどり
@midori-read
2026年10月8日
新しい星
彩瀬まる
読み終わった
二ヶ月で子を失った人、若くして乳がんを患った母親、職場の人間関係が原因でひきこもりになった男、コロナのせいで妻子と離れ離れに暮らす父親。大学の合気道部の部員だった四人が、それぞれ生きることに苦悩しながらも助け合い、歩んでいく連作短編集。
綾瀬まるさんの作品に常に漂う「死」の気配。けれどそれは恐怖や孤独だけでなく、死が存在するからこその生の尊さや孤独と同居する形での他者との寄り添いを強く感じさせる。
一度出会ってしまえば、別れはこない。まるさんの美しく繊細な文章が引き立つような作品だった。