
綾鷹
@ayataka
2026年8月6日
村上春樹、河合隼雄に会いにいく
村上春樹
小説家の村上春樹とユング派心理学者の河合隼雄による対談集。
2人の気が合う感じ、会話を楽しんでいる感じが読んでいて心地よかった。
1996年に発行された本だが、今にも通ずる。
矛盾と複雑性を前提とし、簡単に答えを出さずに考え続ける姿勢に感銘を受けた。
村上春樹が小説の意味とメリットを「対応性の遅さと、情報量の少なさと、手工業的しんどさ(あるいはつたない個人的営為)」と語り、河合隼雄が一般的風潮の「できるだけ、早い対応、多い情報の獲得、大量生産」と全く逆だと語った部分が印象に残った。
効率化された社会の中で本を読むと癒されるのは、その性質の違いからだったのかと納得。