
もちもち
@o0o0
2026年10月9日

読み終わった
半分くらいは著者の自伝的な内容だった。
その上でICCという組織を知らなかった私にとって、読む価値のある本だった。
読んでいて感じたこととして。
ICCの力が及ぶ範囲はどこからどこまでなのか? それはやはり批准している国家内に限られる。すなわちアメリカやロシア、中国は批准していないわけだから、ICCの権力の適用範囲外にいる。
したがって、ICCが中国国内の犯罪行為に何もできないのは仕方のないことである。
一方で、批准していない国の人間に対しても、その犯罪行為が批准国に及ぶようであれば介入できるというのも納得のいく解釈に感じた。
最初「自分の国が受け入れていない基準で裁かれるなんてあって良いのか?」と受け入れがたく感じたのだが、ICC批准国の国際社会を「一つの組織」として考えたときに、その外側の存在からの犯罪行為にも対処できる必要があるべきだと思った。
まず「批准していないなら受け入れなくて良い」としてしまうと「国際犯罪行為を起こしたいので、脱退する」などということが罷り通ってしまう。
それでは意味がない。
二度の世界大戦の歴史で、世界は平和のために協調すべきと知っている。
ウクライナの戦争を見て、世界の平和は簡単に崩れることを知ってしまった。
世界は合理的な判断だけでは回らない。
今できることを、間違っていてもする必要があるのかもしれない。
それもまた間違いで、本当は何もしないべきかもしれない。
ただ、それでも、仮に全て間違いだったとしても。
反面教師になり、より良い世界の礎になることを、私は恐れてはならないのだろう。

