ぱぴぷぺぽん "光のとこにいてね" 2026年10月8日

光のとこにいてね
簡単じゃない、複雑な人間の心を描いた作品だなという印象を受けました。 登場人物たちと同じ経験をしたわけではないのに、共感出来たり、こころがぎゅっとなります。 果遠と結珠は、互いに心の底ではずっと一緒に居たいと思っているのに理性だったり常識だったり、親や周りの存在が重なって心とは反対の選択を取ってしまう。彼女らの選択には「もっと自分に素直になればいいのに」と思ってしまったりもしましたが、きっと私でも似たような選択を取ってしまう気がします。何が正解かなんて分からない。それでも否応なしに続いていく人生に彼女らなりに責任を全うしようとしている姿にとても現実味を感じ、没入しながら読むことができました。 たとえ離れていても幸せでいてほしいから光のとこにいてほしいと思う反面、いざ再会したら自分無しで所謂「幸せ」を手にしてるような姿に不快感を感じたり、果遠が結珠の安泰を願って離れたくせに追いかけてくる結珠に心がときめいてしまったり。本当に人には色んな感情がせめぎ合っているのだなと思いました。
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