光のとこにいてね

108件の記録
- ありむら@arimuuu02112025年8月15日読み終わった借りてきた図書館本今はもう会えないのだけど、いつになっても忘れられない女性がいる。彼女のことを思い出しながら読んでいた。友情を超えた、女の子同士の話。 恋に近い感情を持っていたのかもと、振り返ると思う。 「光のとこにいてね」と彼女に対して思う一方、配偶者には、「ドン底の闇の中でも一緒にいてね」と思っている。 かのんと水人との関係があまり理解できなかったのだけど、「泥水啜っても一緒に生きたい」相手ではなかったのかなと今ふと思う。身を引く愛もあるのかな。 一穂ミチさんの小説がどれも好みで、どんどん読んでいきたくなる。
- Aki@spica-spring-evening2025年8月4日読み終わったなにが、たった一人、偶然出会った相手を、ほんのわずかな時間を共にしただけの相手を想う力に変えるのだろう。理由もわからないまま、かけがえのない時間を過ごしたそれだけで、過ごした時間以上に相手に焦がれて想う時間がある。自分の中にある相手への思いを見詰めて抱えているのは苦しい時間かもしれないけど、その分相手と過ごして共有できた時間や感情は代え難い幸福に繋がっている気がした。
- 結@yi_books2025年8月4日読み終わった誰かのことを自分の人生の全部のように思えることの尊さ、怖さ、残酷さ、そして愛おしさ。羨ましくて堪らなかった。傷つくことが怖いから、私は2人みたいに他人に踏み込めない、と思うけど、そういうことすら過らない関係性だってきっと、あるんだな。 今、彼女らの周りにいる人たちがとても優しくて、それが逆にとても残酷だと思った。優しさと鋭さは表裏一体だ。とても苦しくて、とても眩しい。目が眩んで、それなのに目が逸らせなかった。 『光のとこにいてね』作中の言葉とリンクするタイトルが胸に刺さって、その傷口が、痛くて甘い。
- ilu@ilu_reads2025年7月28日読み終わった第一章は辛かった。精神が安定してない時に読んだからかもしれないけど、今までの良くも悪くも普通だった人生では見てこなかった不都合のようなものにも見えて、ずん、となった。 結珠と果遠、ソウルメイト、決して同じじゃないのに心を分け合った、お互いのお守り。かけがえのない人って相補性なのかな。
- ぜんこ@shirushiru2025年7月9日読み終わった離れていても引き寄せあうソウルメイト。年月を経て出会う場面がいい。お互いが大切な存在で、 おさえた気持ちが切なくて優しい。2人の旦那さんも愛情に溢れていて、そばにいてくれて良かった。みんなが光のもとで幸せになってほしい
- a8ka@a8ka2025年5月30日読み終わった「わたしたちは互いが互いのお守りだった。会えない時も、それぞれの生活に精いっぱいで思い出さえ見失う時も。」 バターが入った暖かいココアを飲みながら読んだ。 「いつもこんなふうに笑っていてくれたらいい。結珠ちゃんが、甘いココアのことばっかり考えていられたらいいのに。」 ココアを飲む度にこの運命と愛のお話しがずっと思い出せますように。
- hiroko.yane@komischrk2025年5月26日読み終わった2025年読了本あー、これだよ!島清恋愛文学賞は…!と謎の感想を抱く。最初読むのしんどいかな…と思ったけど、1章終わって2章からラストまでは一気に読んだ。 一穂さんは新刊出たら気になる作家さんではあるけど、前にこの本の出版タイミングで川上弘美さんとの対談がよかったのでこれも読まねばと思いつつ、だいぶ経っての今(2年…)。 「川上弘美×一穂ミチ「ふたり」を描くときに宿るもの――『光のとこにいてね』刊行記念対談 川上 弘美 ,一穂 ミチ」 https://books.bunshun.jp/articles/-/7782
- なち@nachi06022025年5月25日読み終わった図書館本優しく、綺麗な言葉たちで 作られていた📕 性別を超えて、真逆な性格だけど惹かれ合った2人、ここまで誰かに惹かれることってあるのだろうか…
- ぼう@book_252025年3月15日読み終わった友達でもない、親友でも、恋人でもない。 それでも、私にはあなたしかいない。 目の前にいなくても、あなたが心にいれば、生きていける。 だけど、また出会ってしまうともう2度と離れたくない。 お互いがお互いの女神のように、決して手に入らないもののように見つめ合っていて、 でも脆い部分も自分だけが知っていたいという独占欲もあって。 あの2人はどんな形にもあてはめきれない関係性だけど、たとえ母と子、友人同士、恋人どうしとか「普通」とされるような関係性であっても、それぞれが唯一無二のカタチで、私の「普通」にあてはめてはいけないものだと感じた。 どんな感情で表現したらいいのかわからないけど、出会えて良かった作品です。
- kasu.@11uyksm2025年3月15日読み終わった借りてきた哀しく、暖かく、綺麗な物語。 この物語に出てくる皆が幸せでいて欲しいと思った。 P56. 結珠視点での物語 全てはここから始まったような気がする。 P434. 果遠視点での物語 凄く泣けた。水人の優しさに心苦しくもなり、そうした方がいいときっぱり判断出来る果遠になんとも言えない複雑な感情になった。 スピンオフ作品もついていて、チサさん視点の物語。 不器用だけど優しい人で、この人もまた幸せでいて欲しい。
- あ@7DA8522025年3月15日読み終わった感想紹介家庭環境や周辺環境、何もかもが違う結珠(ゆず)と果遠(かのん)の物語。 2人は小学生の時に出会い、中学生、そして大人になった時の計3回会う。たった数回の出会いの中で、2人自身はもちろん、2人の周りも目まぐるしく変わっていく。そんな変化の中、自由で不自由な2人が互いの気持ちを確かめ合っていく。 別れを「手離す」「置いていく」と表現するそのやさしさや残酷さに何度も胸が打たれた。 「捨てるのはいっつも弱いほう」果遠のことを気にかけてくれた隣人だったお姉さんことチサさんの言葉が、何度もフラッシュバックする。弱くたって、がむしゃらにもがく姿は、とても美しいと思う。 第二章から泣き始め、第三章はずっと泣いてしまった。こんなにも泣きじゃくったのは久しぶりだった。色んな人の思いが交差する物語だからこそ、それぞれに色んな思いがあって、それぞれが色んなものを大事に抱えて明日を生きていくのだと知った。どうか、皆が幸せでありますように。皆、光のとこにいてほしい。
- インテルメッツォとカプリチオ@kaoriiiyama12032025年3月9日一穂さんの描写には芸術的な美しさを感じます。「光のところにいてね」、子どもの頃のそれと、大人になってからの、その意味。シスターフッド小説と呼んでいいのかわかりませんが、ふたりのその後が、幸せなものでありますように。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだ「なにこれ」 が読了直後の感想。 いやでもね、面白かったよ。 凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』以上に各登場人物に対して私なりの言いたい事があり、ちょっとモヤモヤ。 でも藤野は最高にいい奴。 果遠ちゃん可哀想過ぎる。旦那さんは、自分にあんなことさせてとずっと果遠ちゃんのこと心の奥底では恨んでたってこと? 直を抱きしめてあげたくて仕方が無かった。
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ皆それぞれが、何かを抱えてがむしゃらに生きている。二人にとって、互いの存在は『光』であり、『人生』そのものだったのかもしれない。 果遠が私にはすごくすごく眩しくて、こういう子と友達になれたら幸せだな。
- 彩@Alice2025年2月13日かつて読んだ再読。初めて読んだ時もあっという間に読んだ記憶があるけどやっぱり読みやすい。1日で読了。読み進めるうちに思い出した展開もあったけど最後の場面は思い出せなかった。最初に読んだ時も終わり方が好きだと感じたことを思い出した。
- 🦆@dyslexia-kamo2024年5月21日ちょっと開いた視点の切り替わりが音声だけだとさっぱりわからないのでオーディブル不向きすぎる。悲しい、こんなのどうしようもない……。 お育ちが怪しい女女のクソデカ感情ぽいから好きな人間多そう。私も多分好きなのに。 文字で読めた人は感想を教えてください。