
ルイージさん
@S_Luigi
2026年10月9日
ことり
小川洋子,
小川洋子(小説家)
読み終わった
ネタバレ含みます。。
小川洋子『ことり』は、幼い頃から独特の言葉の世界を生きる兄と、その兄を理解し、寄り添いながら暮らす弟「小父さん」の人生を描いた物語である。両親を早くに亡くした二人にとって、鳥は大切な存在だった。やがて兄を失った小父さんは、孤独を抱えながらも、鳥と関わり続けて生きていく。
両親を早くに亡くし、唯一の身内だった兄とのつながりは、鳥だったのだと思う。兄が亡くなったあとも、鳥は小父さんの身近に存在し続けた。鳥は兄との思い出をつなぐ存在であると同時に、小父さんが生きていく希望にもなっていたのではないか。大切な人を失っても、その人とのつながりが別の形で残り、生きる支えになることを感じた。