
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2026年10月9日

棄郷ノート 増補版
姜信子
まだ読んでる
「上海編」は独立運動家や臨時政府についてと、上海時代の李光洙のことがメインかと思ったら(それにも紙幅は割いているが)裵俊喆さんという13歳で朝鮮半島から上海に家族で渡り今(2000年当時)も在住の韓人の人生が痛ましかった。
現在の上海は韓国資本の会社の進出で駐在している韓国人がほとんどで、戦前から住んでいる人はほとんどいないという。
裵さんが上海に留まることになった理由はスパイとして拘束されるなどして計25年を獄中で過ごしたことによる(冤罪)
また危険分子とされていたため身分証もなく中国から出ることも叶わなかったそうだ。
70歳を越えてようやく韓国のパスポートが手に入ることになるにあたり、子どもの頃に過ごした場所を見に韓国にも行きたいしいろんな国に行きたい、余生はクリスチャン仲間がいるニュージーランドで過ごすと言っていた。
途中「蘇州夜曲」の話が出てきて、『水車小屋のネネ』で理沙ちゃんが婦人会のコーラスの衣装を手伝った時の曲だ!と思って、あの曲はネネも聴いたのかな?歌えるのかな?と脳が勝手に水車小屋に行ってしまった。
「満洲編」の前半は熊本商業から満洲に渡って鉄鋼会社で働いていた元モダンボーイの話に、映画館やダンスホールなどの娯楽施設と同列で遊廓についても語られていた。
日本人が一番高く→朝鮮人→中国人とランクが付けられていて、五族協和なんて建前だけだったそう。
また現地で終戦を迎えたものの南満洲は北満洲に比べたらそんなに命の危険はなく引き揚げ船が出るまでの間、中国人が経営するロシア人相手のダンスホールでアコーディオンを弾いたりしていたらしい。
北満州の満蒙開拓団の人たちとの差を感じて暗い気持ちになってしまった。
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【メモ】
『アリランの歌』ニム・ウェールズ(積読)








