
慶雲
@dante-amons
2026年10月10日
優しい地獄
イリナ・グリゴレ
読み終わった
幻想小説を読んでいるような気分になるエッセイ集。
言葉と文章のなんと綺麗なとこか。自然や幼少期の思い出、他者に接触する身体感覚の豊かさが卓越している。
社会主義・チェルノブイリという計り知れない困難と、女性であるがゆえに強いられる不自由さが同じレベル感で書かれていることに愕然とする。
社会主義は間違っているが、だからと言って資本主義が正しいわけでもない。
そういった様々なジレンマの中でぷかりと、ふわりと揺蕩う精神が、美しい文章から感じられた。
