
海底
@kaitei
2026年10月10日
パリのすてきなおじさん
広岡裕児,
金井真紀
読み終わった
パリを歩くおじさんにランダムに声をかけて、聞いた話をまとめた本。
「フランス人は10着しか服を持たない」的な爽やかエッセイかと思ってたら全然違った。
「この国に来て、私は学問の意味を知りました。博士になるためではない。世界を理解するため、自分で考えるためです。」
人種も学歴も職種もバラバラなおじさん達の話なので、それぞれエピソードが濃い。割に短いのでテンポよく読める。よく考えたらただ市井で暮らす人間の声がそのまま書籍になるってすごい。それが日本にいる私まで届いて何かを残し得るの、ときめく。本ってすげ〜。
おじさん達の名言。
「愛においても、料理においても、早いことはよくない。」
「人生を学んでいるあいだに手遅れになる。大事なことを後回しにするな。」
「ほとんどの問題は、他者を尊重しないから起こる。」
「人は変わることができる。変わらなければいけない。」
ユダヤ人に生まれ、家族で唯一生き延びたおじさんの話が本当に辛かった。別の本の、小児科の先生の「希望とは、絶望を分かち合うこと。」を思い出した。




