藤原達 "35歳の哲学者、遺伝性がんを..." 2026年10月12日

藤原達
藤原達
@tatsushi324
2026年10月12日
35歳の哲学者、遺伝性がんを生きる それでも子どもを望むということ
遺伝性がんを持つ人が子どもを持ちたいと思ったときに、着床前診断という選択肢がある。そのことは通常の医療現場で当事者に伝えられない場合が多いらしい。なので、その知識を知らないまま子どもを作った患者にとって、あとからは知りたくない知識なのかもしれない。また、着床前診断にかかる少なくない費用を払えない人にとっても、いざその時に知っても選択ができないわけで、知りたくない知識になるかもしれない。何かを知るということはときに人を傷つけることなのだ。それでも、この選択肢があることは多くの人に伝わるべきだろう。 着床前診断と優生学をめぐる議論について。基本的には、命の危険がある重大な病や著しく生活に悪影響を与える障害になるような遺伝に対しては、診断を認めるべきだろう。マイナスをゼロにする、生まれてくる子にハンデキャップを与えないための診断ならば。しかし、突き詰めていくと、どこからがマイナスでありハンデキャップなのかを決めなければいけなくなり、つまりどこかに基準となる「普通の人間や人生」の線をひく必要が出てくるだろう。例えば、がんになりやすい遺伝子は事前に診断できるべきだが、花粉症になる遺伝子が特定された場合は事前に診断できるべきなのか?美容に関することまでは診断すべきでないと思うが人によっては二重でないことは大きなハンデキャップと感じることもあるかもしれなく、そこまでいくと優勢思想に近くなってくるのかもしれない。など。
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