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@blue_27
2025年4月12日

世に棲む日日 二
司馬遼太郎
読んでる
読書メモ
革命とは
初動期:詩人的な予言者があらわれ、偏癖の言動をとって世からおいつめられ、かならず非業に死ぬ。(吉田松陰、島津斉彬)
中期:卓抜な活動家があらわれ、奇策縦横の行動をもって雷電風雨のような行動をとる。多くは死ぬ。(高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛)
終期:それらの果実を採って先駆者の理想を容赦なく捨て、処理可能なかたちで革命の世をつくり、大いに栄達する。処理家。(伊藤博文)
西郷隆盛は中期の人物であったが、死なずに維新を迎える。
そのために理想が多分にありすぎ、処理家たちと一緒に政権をつくることができず、その後反乱をおこし、幕末に死ぬべき死をやっと遂げた。
司馬遼太郎の考える革命論。
非常に腹落ちした。
