
コマユミ
@ishiiruka0421
2026年10月12日

カフネ
阿部暁子
読み終わった
せつなさんがカッコいい。あんなカッコいい女性がいるとは。
そして彼女はとても優しい。ぶっきらぼうでそっけなくて、愛想のない中にも垣間見える優しさ。その人間性にホロッとなってしまう。
日々の生活に疲れ切って絶望している人たちに、せつなさん、斗既子さんの優しい言葉が染みていく。
こういう救いを求めている人たちに届くといいなあという物語。
子供を産むという行為が結局は親のエゴなのか、そういう誰もが心の隅では感じながらもなあなあでスルーしてきた問題に踏み込む。
「わりと嫌いじゃないというぶっきらぼうなひと言で、今、命をつないだ。 その言葉だけで、この先一ヵ月くらいは、きっと何が起きても生き延びられる。」
『カフネ』阿部暁子著
やはり本屋大賞は伊達ではないなあ、そういう感想が読みすすめるごとに頭に浮かぶ。
ギリギリまで、誇張なしにギリギリまで追い詰められた人たちの救いの場、逃げ込めるスペースの用意こそ、この時代に必要なものなのだろうけどなあ。
2025/07/21








