もぐもぐ羊 "言葉の森のかくれんぼ" 2026年10月12日

言葉の森のかくれんぼ
言葉の森のかくれんぼ
チョン・スユン,
斎藤真理子
読み終えての感想は「買えばよかった」 図書館に蔵書があったから借りたのだけど、何度も読み返したいところが多く、付箋を貼りたい!という欲をこらえ… 時事的なことも織り込まれていて、例えば深沢潮さんが名指して差別を受けたことに対する怒りを斎藤真理子さんが記していたり、政治に対する怒りについてもちゃんと怒っていることを隠さないで書いてくれていることが心強かった。 またスユンさんがファン・ジョンウンさんのブックトークに行った時に本を選ぶ基準の質問に「翻訳書の場合は、信頼する翻訳者の作業した本を選ぶことが多い」との回答で、また斎藤真理子さんも翻訳書は信頼している翻訳者の本を選んでいると書いていた(日本翻訳大賞の選考委員を一緒に務めている皆さんの名前があがってた) 私もここ数年でおもしろい本と出合うには自分と相性のいい翻訳者を見つけるといいと気づいたので、やっぱりそうですよね!とうれしくなった。 木下眞穂さんが「斎藤真理子さんが手がけているから〜」という枕詞でエッセイや翻訳作品を紹介していたのを思い出して、翻訳者同士の信頼は読者にも参考になるなと思った。 木下さんの翻訳書はまだ一冊しか読んだことないけど読みやすくかつたし、手がけている作品の選び方や翻訳に臨む姿勢も素敵でポルトガル文学読みたくなった。 ポルトガル語で書かれたブラジル文学やポルトガルの旧植民地のアフリカの国々を舞台にした小説など、ポルトガル語で書かれた作品が多様だと知ってから興味がわいた。 失郷民についての言及があったりして『棄郷ノート』と並行して読んでいてよかったなと思った。
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